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シマ海老
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  次長~ここのところ、お休みの日が多くて一緒に過ごせる日が多いですね~。
  休日ともなると次長と部長の糞が・・・私のシャツに積もっているのです・・。
  糞に抜け落ちた羽根まで・・くっついているし・・・。

  これ・・鳥カゴにひいてある・・新聞紙の状態では・・?

  さてさて、赤海老エイト社のおすすめ「爆裂シュリンプ」が

  「つぶやいてみる。」  の  ABBY様に料理をされた模様。

  やっぱり・・私が作るものと違い、きれいに盛り付けされていますっ。

  部長、次長・・・・やっぱり、あの激辛タイプに全く辛味のないパブリカ粉(赤ピーマンの粉)
  を大量にまぶしたのは・・・ちと・・失敗でした。先行販売分でそれがわかっただけ
  オッケーなのですっ!

  さてさて・・・今夜のお話は・・シマエビなのですっ。






 
シマ海老_a0019545_2110767.jpg



  この職業をやっていると・・・。

  「木枯しっ、シマエビくれっ!」  と電話がかかってきます・・。それも頻繁に・・。

  「あの・・・シマエビという海老は、存在しないのです。えっと・・その海老の特徴を
  教えてくださいな。」

  という展開になります。

  シマが入っていると・・みんな・・シマエビという名前でくくられるのですが・・・。
  そんな和名の海老は・・・いません・・。(泣)

  しかし・・そこは木枯しもプロ・・相手の話で見当がつけられます。
  大抵、北海シマエビか、モロトゲアカエビか・・・・・・もしくは・・・。

  はい、上の画像のサイドストライプシュリンプなのです。
   
    (※これとは別種で甘エビそっくりでシマの入り方が違う
    現地名でモンタグイと呼ばれる海老も存在します。)

  甘エビそっくりの魚体にハッキリしたシマが入っています。最初は、甘エビの
  亜種が変化をとげ別種になったものかと推定していたのですが・・。
  

  よく見てみると、甘エビ(ホッコクアカエビ)とは随分と相違があります。
 
  赤海老屋は、海外から持ってこられた甘エビを鑑定するのも仕事ですので
  自然に眼が鋭くなります。殻の厚さ、魚体のプロポーション、角の形状・・・。
  
  形状は甘エビとまるでそっくりに見えながら・・その殻から発する特徴、身の味
  プロポーションには・・まるで違うように見えるモロトゲアカエビのそれと似ているの
  です。

  価格が安く、甘エビのそれとは違う、濃い味。
  後味が引くので少し気に入らないのですが・・・。

  存在しないはずのシマ海老の需要に応えてくれる頼もしい海老なのですっ。

  ちなみに・・・カナダの西海岸やアラスカで漁獲され・・・・現地では・・もっぱら・・殻つきの
  まま海老フライにされております・・。現地で買って・・生で食べてみましたが・・・。

  鮮度落ちのため・・味が抜けておりました・・・。この手の海老を刺身で食べるのは・・
  日本人と・・海外の寿司店だけな事は内緒です。



  
by simarisu10 | 2006-03-20 21:36 | 海老の倉庫
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