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選挙報道の裏側で(中編)
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 部長~~、次長~~、これ「リズのカレー」なのです。大阪の地下鉄 淀屋橋駅11番出口から
 
 南に下る事3分の位置にあります。地下鉄の本町駅からも余裕で歩いていけます。


 最近、お気に入りでちょくちょく顔をだしているのです。

 本当は、そこそこ辛いのですが・・・全くそれを感じさせません。

 優しく、飽きのこない味は おすすめです。写真はスープカレーですが

 普通のカレーやシチューなんかもあるのです。少し分かりにくい場所に
                             (オフィスビルの地下)
 あるせいか・・・激しく混んでいないのも花丸なのです。

 
 さてさて・・・・それでは、昨日の続きなのです↓

 2話で仕立てようとしたのですが・・・意外に長引いたので3話組に急遽変更です。



 

選挙報道の裏側で(中編)
by simarisu10 | 2005-09-15 23:42 | 局ネタ
選挙報道の裏側で(前半)

 
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 次長・・・・kupo様からもご指摘が・・ありましたが・・・いつのまにか・・すっかりクチバシが
 ピンクに・・・・

 と・・・ということはですよ・・・・。いまだにダンスもしないし・・・求愛ソングも唄わないということ

 は・・・・次長・・・・女性でいらっしゃいますね・・・・(ビックリ!)

 いままで・・・クチバシの形から言うと・・オスであり、アイリングも日に濃くなる一方なので

 オスと思い込んでいたのですが・・・良く見るとアイリングの色も薄いですね・・・。

 う~ん、可愛い~~(意味不明)

 さてさて、突然の「銀河ヒッチハイクガイド」 マイブ~ムですっかり、更新をさぼっております。

 良く考えると、選挙ネタをやろうと思ったのですが・・・・今まで忘れてました(笑)

 今回は久しぶりの局ネタ 選挙報道の裏側(前半)ですっ(笑)

選挙ネタはこちら・・(前半)
by simarisu10 | 2005-09-14 23:40 | 局ネタ
THE HOLIDAY DOWN (最終話)/ブログ1周年記念企画
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  <第2話より 続く >  
上野のホテル。夏樹さんが向こうのベッドで寝ていた。
 昨夜、夜遅くまで飲んでいた私たちは、お互い 帰りを言えなく、結局、泊まりがてらホテルでテレビを見ながら飲んでいた。
 そして、いつしか・・眠っていたのだろう。夜が明けかけていた。窓のへりには朝焼けの赤い光が入ってきた。窓の外には昨晩騒いでいた農協の団体のバスが止まっていた。
 
 「もう・・朝?」眠っていると思った彼女か声をかけてきた。殺風景な部屋。小さな机。旅行者用
のバイブル。白い壁。窓の下でくすぶっていた朝の赤い光が、ゆっくりベッドにのびてきた。光が
彼女の髪にふれて茶色に映し出す。

「昨夜・・・の話・・・ごめんね・・。あんなこと喋ってしまって・・迷惑だったでしょ?」こちらに寝返っ
て、はっきりした目で彼女が尋ねてきた。「でも・・・事故だったんだろ・・・。だろ・・。」
 赤い光がベッドに横たわったままの彼女の胸までのびてきた。

 「違うの、みんな気付いていないだけなの・・・本当なの・・私が殺したの・・・。」

 ビルの間から赤い太陽が昇り始める。部屋が赤っぽい光で明るくなる。

 「あの時ね、あれはね・・・。」
 「しゃべらないで・・・。」私はさえぎった。
 「聞きたくないな。誰も気付かないのならいいじゃない。  ・・・・・・・・・。 生きていくさ、今まで
どうりに・・・・。」
 「苦しかったの。誰も気付いてないから・・。」

 静けさ・・・・。彼女の涙が落ちていく。「こわかった。」彼女が静かにつぶやいた。

 明るくなっていく窓から見える通りをヘッドライトを点けたままの車が走っていった。

 

後半へ
by simarisu10 | 2005-06-07 22:25 | 局ネタ
THE HOLIDAY DOWN (第2話)/ブログ1周年記念企画
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すいません・・・飲み会の嵐のため・・・・とてもではありませんがアップ不能でした・・・。

 

  第1話 続きより


特殊レンズを返し終わった帰り道。私たちはプレスセンターの近くにある小さな公園のベンチに
腰を降ろした。もう黄昏てきた。前を通る車。ラッシュ。銀色のプレスセンターのビルの多くの窓に
灯がともり始める。

 「あのね。」彼女は話す。「朝の山手線に乗ると、いろんな人に会うわ。スシ詰めの列車の
中には、目の輝いている人が何人もいるし、外の景色を眺めているとアスファルトを走る車
や人が見えるの。あれを見ているとね・・・生きてる臭いを感じるんだ。私、力が涌いてくるように
思うの。」

 「この業界にいるとね人が、いっぱい死んでゆくのがわかる。良く分かるの。明日にでも、
誰にでも死ぬ可能性はあるの」

 「東京は、いいところよ。でもね、もっとね、自然にひとが、ふれあう所があってもね、
いいと思うのよ・・・。」

 前の道を行き交う車が、ヘッドライトを点けはじめた。赤信号、車の列が止まった。静けさ。
彼女がゆっくり私を見て、耳元に口を寄せてきた。にごった風。

 「私ね、人を殺したの、2週間前、本当よ・・・。」

 車の列は止まったままだった。あたりが真空のようだった。

 「人を殺したの・・・・。」彼女は真剣だった。ベンチに座った彼女。私は、彼女をのぞき込んだ。
口をきかないで止まっているように思える時間が過ぎた。青信号、とても長く続く時間が
続いたあと・・・また車が走り始めた。

 そして、彼女は沈黙を打ち消すため、足をゆらして静かに歌い始めた。

「♪TELL ME WHY I DONN`T  LIKE MONDAYS  THAT WAS SURE,
              THE HOLIDAY DOWN.」

 ブームタウンラッツの歌の一小節だった。

後半
by simarisu10 | 2005-06-05 23:31 | 局ネタ
THE HOLIDAY DOWN (第1話)/ブログ1周年記念企画
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私はTV局のアルバイト。特別番組の関係で数日間、三重県を離れ東京へ取材に行く事に
なった。取材の便宜上、私たちは日本プレスセンターに出入りすることになった。私はそこで
少し年上の夏樹さんという女性と知り合った。


平社員より:
How do you do & How are you! このブログも連載から1年を・・・とっくに過ぎていま
す・・・。ありがとうございます。1周年記念企画をお送りしようと思っていた矢先、赤海老エイト社
の部長失踪事件が起こりまして・・・・1周年企画が先送りになっていました。
今回、ブログ特別番組「THE HOLIDAY DOWN 」をお送りします。これは学生時代、
学生生協をスポンサーとした小冊子を作っているメンバーからライターの依頼を受け、短編を
月々投稿していたのですが・・・・。これはその中でも私の人生の方向性を変えた出来事を
モチーフにした短編です。今となっては・・・なにを言いたいのか、よく分からない短編ですが・・。
大掃除の時にふと出てきた・・・過去。そうか・・・・あの事件をきっかけに・・・私はひとつ大人に
なったのだ・・・・・とも言える出来事でした。内容上、場所、名前等は実際とは大きく異なります。
それでは・・・どうぞ!

今日も元気にOPENING CUE!


東京、銀座、オフィスビル街。大中小、さまざまなビル。この街の人々の多くは、書類を抱え
会社の制服かダークスーツをを身にまとっている。大きなガラス張りの店に左右を囲まれた、
この街の道は、妙に安心ができ、そして落ち着いた華やかさを感じる事が出来る。
街路の左右にそびえる巨大なビルとデザインを凝らした看板が見上げる空を不要のものに
しているかののよう・・・。

 「今の会社で働いてみたら社会によくある男尊女卑が、ましになるかと思ったわ。マスコミ関係
でしょう・・・。」

 よく晴れた春の日の午後。銀座4丁目。彼女は続ける。

 「でも実際は普通の会社より、ひどいね。あそこで女が認められているのは企画室の室長
とか、そういったバリバリのキャリアウーマンくらいなものね。」

ダーッ。ダーッ。私たちの横を車が通り過ぎてゆく。車の半数は、ハイヤーであった。仕事が
しばらくあいてしまった夏樹さんと私は、TVカメラ用の特殊レンズをキャノンのビルに返しに
行くがてら遊びに出た。渋い銀色に輝くカマボコ形の屋根をのせた巨大なプレスセンタービルを
あとにしてちょっとした銀ブラデートであった・・。

 「あっ、ここを右に曲がるのよ。」
彼女の道案内に従いながら歩く。大通りに出る。前の通りが騒がしくなる。サイレンの音。
火事らしい。赤い消防車、3台止まる。私は素早く時計を見た。1時半だった。テレビ局でバイト
しているうちについた習慣である。銀色の消防士、消防車から、次々とホースを引っ張り出して
百貨店にに入ってゆく。百貨店の大きなガラス張りの1階からは、次々と人が逃げ出してくる。
ハンカチで鼻を押さえている人もいるが、ほとんどの人は歩いてゆっくり逃げてくる。たいした
ことはないらしい。煙がでている様子もない。

「あれはねェ・・・。」夏樹さんが時計を見ながら、言おうとした。

バリッ、バリッ、彼女の声を妨げるように空から爆音がおりてくる。ビルのの谷間の大通りに
真黒い影を残して、ヘリコプターが横切った。「あれは、ねェ!」彼女が大声で叫ぶ。
「確か避難訓練よ、センターの広報にに出ていたわ・・。」青と白に塗り分けられたヘリが百貨店
の上空に滞っている。爆音がうるさい。あたりに人垣が出来ていた。笑いながら見る人、いかにも
心配そうに見上げる人、ちらりと見て去ってゆく人。

やがて避難訓練が終わったのか、爆音が昼間の太陽に小さくなっていった。
タッ、タッタッ。人垣が崩れてゆく。彼女が声をあげた。「石原さんよ、ほら、プレスの・・・。」
プレスセンターで紹介された石原記者がカメラをぶら下げてメモを取っていた。数分後、火事の
あったはずの昼間のビル街は、消防車と新聞記者を残して、あるべき姿に戻っていた。

「人が死ぬのっていやね・・・。」彼女がつぶやいた。
「避難訓練だったんだろ・・・。」見当違いの私の答えに彼女は黙った。ビルの谷間から、
流れ込む気だるい日射し。白昼夢のような火事が後ろを通り過ぎていった。

                          (2話に続く・・・)
by simarisu10 | 2005-05-30 23:03 | 局ネタ
テレビ局が驚いた日・・・(後編)
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 前編より続く

私がでることになった番組は、頻繁に番宣と呼ばれる「番組宣伝のコマーシャル」として
CMに流れた・・・。

自分のアルバイトをしている局にチャンネルをあわせると、ニコニコしている自分や佐々木
アナの顔が頻繁に出てくるのは奇妙なものであった・・・。「俺は・・・・確かに・・・一介の貧乏
学生だよな・・・・」  それが現実なのだが・・・貧乏学生の顔がテレビで頻繁にでてくるのも
これまた・・奇妙なものであった・・・。私の友人も同じ思いであったらしく、飲んだくれて
麻雀パイを握る私を見て、本当に、これがテレビにでるのか?と不思議がっていた・・・・。

さて、この番組の出演者は、お嬢様アナと呼び名が高い、佐々木アナと映画館の支配人
(以後、支配人)と男性の山田アナウンサー・・そして、私の4人であった・・。

メインの進行役は佐々木アナと支配人。山田アナウンサーは前半の地域情報を私は後半で
佐々木アナと支配人と3人で毎回・・・なにかしら・・やらかす・・訳である。

なんと、1時間番組のため・・時間はあまり余るほどあった。内容を相当、盛り沢山にしないと
時間がもたなかった。そのため、私は、あちらこちらを飛び回ってネタを作らないといけなか
った・・。

ある時は「人間おみくじ」となり、またある時は二宮金次郎の格好をして通り掛かる女学生
にインタビューをしていた。この手の番組をつくらせると局内随一と呼ばれる菅野ディレクター
のもと緻密に計算されたコーナーをこなしていった・・・・・。
だが・・初回の放送こそ視聴率3%を記録したものの・・・・回を重ねるにつれて視聴率は
さがっていった・・。

「意外にふるいませんね~」と私・・・・・。
「うーん・・・」腕組みをしたままの菅野ディレクター・・・。
いままでは私が二宮金次郎の格好をして、街中を歩いてインタビューするというネタが
一番受けてたくらいなので・・・切り札に欠ける・・というイメージはあった・・。

そうこうするうちに菅野ディレクターに変わり、私とコンビを組んでいるといってもおかしくない
我が師匠ディレクターが指揮をとることになった・・。

師匠ディレクターは自らを「出歯亀(デバガメ)」と呼ぶ、スケベがかかった・・・競艇好きの
おっさんなのである・・・。

まず、師匠は自分の指揮になってから番組を小さく改変した・・・。
緻密に計算された番組ではなく、おおざっぱに・・・・・。
そして・・番組中に流れる音楽は・・・なんと・・・全て・・・西部劇の音楽になってしまった・・。
師匠の性格をよく知っている私と佐々木アナは、番組を編集している師匠の後ろに立ち
思わず・・・わかっていたとは言え・・・顔を見合せため息をついた・・・。

しかし、師匠に変わってから・・いいこともあった。とにかく、ざっくばらんなので番組の
細かい部分にまで気をつかわなくなくてもよくなったため、自由に明るい雰囲気で
番組作りが楽しめたことである。前任者の菅野ディレクターと比較すると、まるで手抜き
そのものであったが、番組が全体的に明るくなり華が出てきた事も確かであった。

この番組に私を意図的に引き込んだ師匠であるが・・・大体・・・なにを企んでいるのか
わかっていた・・・・が実際に・・・そうなると・・・・やっぱり、ショックであった・・・。

「お~い、木枯らし・・・・・お前のために、ずいぶんと探したのだけど・・・
売ってないんだ・・・・仕方ないから・・・嫁さんにつくらせたぞ~ぎゃ、はははっ」

と下品な笑いをたててポケットから引きずりだしたのは・・・・白いフンドシであった・・。

普段から仕事以外でもつきあっている師匠の命令に逆らえるはずもなく・・・
今後、私のレポーター特攻服となる白いフンドシを着用したのであった・・。
私は白いフンドシ姿で町のイベントに参加し、ある時はサラリーマン育成「地獄の訓練学校」
に飛び込み・・・やはり、白いフンドシ姿で他のサラリーマンと共に特訓を受けるのであった。

そうこう・・・するうちに・・・。

「お~い、金曜日の番組、いつも見てるで~」

と取材中に声をかけられることが多くなった・・・。師匠と取材をしていると・・・競艇番組に
出演している師匠に・・「競艇、いつもみてるで~がんばってや~」と声をかけられることが
多いのだが・・・。

また、最初、取材をしぶっていた先が急に手のひらを返したように愛想が良くなるという
不思議な事件が発生した・・・。

「いやな・・・木枯らし、ものすごく態度が悪いおっさんで・・・こちらが頼み込んでようやく
オッケーを取った先なのだが・・・なんでも、中学の娘に この番組のことを聞いたとかで・・・
急に態度が良くなったんだ。向こうから喋る喋る・一体どうなってるんだ?・・・・どうも・・・
なぁ・・・。まっ、良かったよかった・・」

また、あるとき中学校に取材に行った時、私は全校生徒に騒がれながら取り囲まれるという
異常事態も発生した・・。このことは一躍テレビ局に伝わることになり、局のみんなから
冷やかされることになった・・・・。

どうやら・・・私たちの番組は子供受けしているのではないかと・・ウスウス気づきだしたのである。

・・・・・・・・ある日のこと・・・・・・・・・・・・

局に出勤して、ドアを開けると・・・いつものとうり、入り口の前にある、どでかい机に珍しく
タカさんこと、橋爪プロデューサーが凄い顔つきで、なにかを一心不乱に見つめている・・。
いつものように上海貧乏よばわりできる雰囲気ではない・・・。
どうも、局も慌ただしいというより・・・みんな、ほうぼうで集まって、なにかを見ている・・・。

「おはようございま~す」と発声するとフロア中の目が私に集まった・・・。

??????な私を佐々木アナが手招きした・・・。

「なにかあったんですか・・?」声をひそめて話す私につられて佐々木アナも声をひそめて
「あのね、あのね・・・私たちの番組が・・視聴率8.1%をとったのよ・・・」
「えっ、すごいですね・・・でもなんで、こんな感じになっているんですか?(ひそひそ)」
「あのね、あのね、スポーツ中継以外の自局番組でこんなに高い視聴率がとれたのは
開局はじまって以来なんだって・・・(ひそひそ)」

わっ・・・やってしまったようだ・・・。

番組の取材で返す刀で報道フロアを出ようとすると、入り口の前に鎮座する 難しい顔でなにか読んでいるタカさんが顔を上げた。

鋭い一喝がとんだ・・。

         「こがらしっ!!!」

澄んだ朝に空から降ってきたような、鮮やかな女性の一喝であった・・・。
報道フロアが無音になる・・。

     「こがらしっ!!! 8.1% 良くやった!!!」

まるでニュース原稿をゆっくりはっきり読むがごとく、元アナウンサーらしい明るい大声だった。
そして、それは私にはとても満足感にあふれた声に聞こえた。
私といつも馬鹿話をしているタカさんの顔ではなく、それは職業人としてのタカさんの顔だっ
た。タカさんは、きっと番組制作のプロデューサーとして取りたい視聴率があったに違いない。

タカさんの読んでいた紙はおそらく視聴率の調査結果であり、タカさんの目指していた
視聴率を 私の出ている番組(しかも報道部の番組)があっけなくたたきだしたのだと
推測した・・。

  「行って・・・・・よしっ!」

キリッとした声に私は軽く一礼して・・・報道フロアをあとにした・・・。
人を褒めた事がないタカさんが人を褒めたのをきいた瞬間でもあった・・。

機材室で取材の準備をしていると・・・師匠がやってきた・・・。

「木枯らし・・聞いたか?視聴率」
「はい、聞きましたよ・・・師匠、タカさんが良くやったって・・・言ってましたよ」
「そうか・・・タカさんがそう言ったのか・・・こがらし・・・(長い間、無言)」
「そうか・・・木枯らし・・・・男はやるときはやるもんだ・・・。」

「はいはい、師匠、私たちの番組にタカさんが負けてしまったのですね・・・
でもね・・・師匠・・・私たちの番組は小中学校で大ブームになってて、番組を
見ている大半が子供だということは・・タカさんには内緒にしておきましょうね・・」

一家にテレビが2台以上普及し始めて、子供と大人が別々の番組をみる
世の中になりつつあるころの話。私たちの番組は、小中学生の圧倒的な
支持を得、私たちの番組を見ないと学校での話題に乗り遅れるという事態に
発展していたのである。人気の秘密は私の派手なオーバーアクションと
駆けまわる白いフンドシ姿ではないかと推測している・・。

まぁ・・なににせよ、金曜日、必殺仕事人、金曜映画劇場、歌のヒットパレードを
敵にまわし、制作予算3万円の番組が視聴率8%をとったのは・・・相当な快挙で
あった。(通常の定番番組が視聴率が13%くらいなら大ヒット?と呼べるらしい)

師匠・・・・バクチとエロが好きなおじさんと小中学生は・・・なにか通じるものが
あると・・・私・・・思っていたんですけど・・・・変にプライドがないところが・・(笑)
ヒットの要因はきっと・・それですよ・・イヒヒッ(笑)

後年、師匠は、この実績を買われ、報道部のデスクにおさまったそうである・・。

そうそう、8.1%の私へのご褒美は・・・当時の報道デスク、西尾部長からの
特上ウナ丼大盛りであった。確か勝手にお代わりを頼まれたのであわてて断りました。
2杯も食べれませんよ~。(苦笑)

(fin)
by simarisu10 | 2004-12-08 06:48 | 局ネタ
局ネタ・・・・テレビ局が驚いた日 前編
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橋爪さん(通称:たかさん)は、女性プロデューサーである・・。とても垢抜けた服装と洗練され
た会話。年ながらも美しい顔だちと女子アナをキツク叱り飛ばす、強い性格で局での地位を
不動のものとしている・・。

私がアルバイトしている報道部のデスクでさえ、おそるおそる声をかけ・・・会話
の後では「タカちゃんは・・・・かなわんで・・・。」と小声でつぶやくのであった・・・。

こんばんわ~。今日は久しぶりに私がアルバイトをしていたテレビ局の話、局ネタです。
今日、お送りする話は「テレビ局が驚いた日」(前編)です・・・。


さて・・・いったい、何に驚いたのでしょうか?局ネタシリーズ第4弾。


報道部の入り口の前にドカーンとでっかいデスクがある・・・。普通は、こんなところに
デスクを置かないのであるが、弱小テレビ局の悲しさで、局にスペースが無い。
それとまた、机の主は、ほとんど机に座っていた事がないので、それは入り口で机の持ち主
がこの局に在籍していることを示すだけの存在であった・・・。
しかし・・・たまには・・・座っていた。橋爪プロデューサーこと「たかさん」である。
座っているときは・・・たいがい、椅子の背もたれに、ここまでかというくらい力をかけ、
顔を引き締め、目を閉じている・・・。考え事をしているのである。

なにせ、机が入り口の正面にあるので出入りする人間は、たかさんの目の前を否応なく
通りすぎねばならない・・・。私とて例外ではない。

「木枯らしく~ん、・・もう少し・・・綺麗な格好できないっかなっ?」

「橋爪さんだって・・その格好なんです?地味なカラーに、多層構造になってて
良くわからない格好、(本当はオシャレな格好らしいのだが・・・)  それって・・・
まるで、上海にいる貧乏みたいですよぉ・・」

「上海にいる貧乏ねぇ・・・あははっ」←どーやら上海の貧乏という表現が気に入ったようだ・・。

という事で、局の辣腕プロデューサー、たかさんは以降、バイトの私から上海貧乏という
ニックネームを頂くことになる。

あわてたのは、テレビ局で私とコンビ同然の関係にある、私の師匠こと報道部のディレクター
である。
「おいっ、おいっ・・・木枯らし・・」

「はい?」

「あのな・・・タカさんに、貧乏呼ばわりするのはやめてくれ・・・。いいか、タカさんは、俺と
そう歳は違わないんだけどな・・あのな・・・俺よりタカさんの方が偉いんだ・・・あのデスクで
さえ、気をつかう相手なんだ。お前が・・なんか、恐ろしい、上海貧乏とか言う度に・・
俺は・・縮みあがってしまってな・・・・頼むから・・・あれだけはやめろ・・。」

コンビ同然の師匠が、こんなことを言うのは珍しかったので、私は素直に従った。
そういえば、良く女性アナが、泣きながら、タカさんと一緒に部屋を出てくる場面を目撃した。
うん、きっと・・・怒ると怖いのだろう・・・・そういえば・・・人を褒めたことは一度だって・・・
なかったよな・・・・・。台本、振り回して、主調整室で罵り、叫んでいるくらいだもんな・・・。

さて、そのころ、私のバイトしているテレビ局では実験的に、地域コミニュケーション情報
を主眼とした番組制作を始めていた。予算が番組制作に裂けない実情において、積極的に
地域ネタを取り上げる。これにより、番組に登場する地域の人々、関わった人々に人気の
薄い地方局に眼を向けさせ視聴率の向上を図る手段である。

各カメラマン、ディレクター、アナウンサーは一週間の内、一日を担当させられ、昼の12時
より30分にわたり、地域ネタ番組を自主制作させられるのである。ちなみにこの時間帯は
笑っていいともが一強を占める時間帯である。
私は当然、いつもペアになっている師匠とコンビとなり、水曜日の時間帯を担当した。
しかし・・・なにせ、二人・・・。傾向としては、バラエティを狙っている番組なのにも関わらず
カメラを回すのに二人いると・・・番組に登場する人物がいなくなるのである。
師匠が考えた事は簡単であった・・・。
私にカメラを回さし、自分が出演するのである。私とて心得たもの、短いながら師匠とコンビ
を組んでるいるので師匠のカメラワークの癖は体がしっかり覚え込んでいたのである。
私の回すカメラワークは師匠のそれと変わりなかった・・・・。

しかし、局内ではディレクター自ら、出演する番組は、一つ裏にいけば、皆の嘲笑を浴びる
ことにもなっていた・・・。

しかし、所詮は二人・・・師匠は、ある時、私を番組に起用することを考えた。というか・・・
場当たり的にやってみたようだ・・・。たしか・・・鍋をモリモリ食べるという場面で「アルバイト
のM君登場」とやったのだが・・・・・局内で大受けしたようなのだ・・・。私が本気になって
食事をすると、まずいものでも美味そうに食べるのでとても絵になったのである。
(学生時代は貧乏なので食べれるものはなんでもおいしかった事は秘密)

ということで・・・水曜日は木枯らしの番組になってしまった。私の知り合いの女性や
番組でお世話になった女性などと組んで、いろんなところへ行って地域を体験してゆく
番組に・・・・・・なってしまった・・・・のだ・・・いつのまにか・・。

結果は、好評で時々ながらも、番組に対して好意的な投書がくるまでにもなった。

実験的に始めた、地域情報ネタ番組は一年ほどで終了することになったが・・。
結果を見てみると、私と師匠の組んだ水曜日のバラエティと お嬢様アナの佐々木アナと
菅野ディレクター、正体不明な地域情報誌の社長がトリオになった金曜日のコーナーが
人気を取り合う結果になった・・。

人気を取り合うといっても・・・視聴率は0.3%・・・惨敗といえる結果であった・・。

そんなおり、私は菅野ディレクターから呼び出しがかかった・・・・。

「いやぁ~・・・・いまだに・・・迷っているだが・・・、私としては不本意なのだが・・。」
「そのぉ・・・・木枯らし君・・・・今度、ゴールデンタイムに・・うちの局が一時間枠で
バラエティ番組を作るのだが・・・・でてくれないか?」

「へっ?!」

「いやぁ・・・その・・・この番組は最初の方は、僕が担当するんだけど・・・後半は・・師匠さん
が担当するんだ・・・・・。師匠ディレクターが君が出ないと、後半の担当を受けもたないと
言い張って・・・仕方なく、まぁ・・・君に出てもらおうかと・・・。まぁ・・君の出ている番組を
見ていても・・悪い感じではないし・・・。」

うっ・・・師匠め・・・・私に断りもなく、裏でこんなことを企んでいたのか・・・・。
ただでさえ、学校を休みたくって、単位の危ないときに・・・・・・こんな、話をもってくるか・・・。

「はい、わかりました。この話、お受けします・・・・。」 私は答えた・・・。師匠の魂胆が見え
ていたからである。

「そうか、ありがとう・・・・。」


おーい、木枯らしっ。報道部に戻ると、師匠が待っていた・・・・。お前、話・・聞いたか?・
ええっ・・・聞きましたよ(少々。怒)

お前、承知したのか~~~?えええっ、承知しましたよ・・・(怒)


そうか・・・えへへへっ、きっとお前はそういうとおもっとったわい・・・いひひっひ・・。
師匠は本当にうれしそうだった・・・・。師匠の魂胆がすでにわかっていた私は
世紀の恥さらしの予感を激しく胸に感じていた・・・・。テレビ局のアルバイトから、急遽、タレ
ント???の道を歩みだした木枯らし・・・テレビ局側からだされた条件は悪くはなかった・・。

なんと放映日には、時間に関係なく日当5000円+夕飯がつくのである。

普段、時給500円で使われている私にとって・・・夢のような待遇であった。

後編に続く
  
by simarisu10 | 2004-12-02 00:31 | 局ネタ
テレビ局ネタ・・・・その3   ミィさま・・。
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部長・・・・それ・・・金沢土産の・・「笹寿司」なんですけど・・。

さっきから凄い勢いでお食べになられているんですが・・・・。部長も・・お味・・分かるのです
か?(う~ん・・・この文鳥・・・絶対、本体価格より、食費のほうが高い・・)

今日はテレビ局ネタを・・・・

私がテレビ局でアルバイトディレクターをしていた時の話。単なるテレビ局のアルバイトだったんですが・・。(笑)

それではオープニングキュー!ですっ。

「師匠~、このパンフに ミィ・・って書いてありますよ・・・」
            
     ※師匠は私とコンビを組んでる競艇番組のディレクター兼カメラマン

「おう、お前は知らなんだが?あの、ピンクレディのミ~や」

「ねねっ・・木枯らし君は、ミーちゃんとケイちゃん、どっちが好きだったの・・?」と佐々木アナ♀。

「もちろん、ケイさんですっ!」

「きゃ^~^スケベっ」

「なんでスケベなんですかっ?!」

「ケイちゃんが好きな人はむっつりスケベって決まっているの!」

「ミーちゃんのほうがスケベな顔つきでしょうが・・」

「だから、その反対を好きなのがむっつりなのぉ!」

「じゃ、佐々木アナの顔は おばさんだから、その顔が好きな人はさしずめマザコンですね・・ひひっ」

「このバイト生が・!今度の給料渡さないよ!」

「お前ら、いい加減にしろ!うるさくて、競艇新聞に集中できんわ~」

「はい・・・っ」  (二人そろって返事)

秋の晴れ渡った空の下のもと今日は競艇の優勝決定戦!いつもなら、ガランとしている
この競艇場も押すな押すなの大観客。
今日は生中継なので中継車も出してのテレビ局員総出の日曜日ですっ。

中継ともなればいつものハンディカメラだけではなく、大型の据え置き型カメラも3基据えます。
競艇場は広く、レース場も巨大なので、本気でやろうと思うと極太ケーブルを縦横無尽
に張り巡らさなければいけません。バイトの木枯らし、大忙しなのです。

「おーい、インカム、チェック・・。」

「は~い、おkです・」

この日ばかりはバイトの私もインカム(簡易無線機)を渡されます。なにしろ会場が広いので
無線機を使わないと指示が受けれないのです。

おおっ、今日は35歳、男性の山田アナもいます。

ということは・・・今日は私の師匠と相方のハゲ解説者が中心となってトークを繰り広げ,
山田アナが合いの手をいれて訳のわからないトークの収拾を計るのだな・・・。


私の師匠は単なる競艇バカなので、二人でほっとくと・・・近所にいそうなただの競艇好きのオヤジ会話
なのです。
しかし、山田アナが来てくれたら、二人を手のひらで転がして、なんとか放映できるものにしてくれるので
安心です。

ということは・・私と年の近い、女性の佐々木アナは現場リポートか・・・。

優勝決定戦ということもあり、競艇場にはいつものすれた観客に混じって、
あまり競艇場にはこないような 上品な(笑)人たちもいっぱいきています。
これだけ人が多いといつものワンカップ片手でゴザのうえで寝転んで 
くそ~っ と 大声で叫んでる連中も出番がないようです。



おおっ・・・?よく見ると・・・中央ステージの周りは花がいっぱい・・・。
ここは優勝選手のインタビューステージになるはずですが・・・。

ボカッ・・!!
「痛いですよ~~」後ろから、私を台本でなぐったのはディレクターの方の山田さんです。
同じディレクターでも私の師匠と違いとってもカッコイイのです。

今日の師匠は解説をやるので、現場ディレクターは師匠にかわり辣腕の山田ディレクターになる模様です。

「おいっ、お前の進行表、自分の出番をみておけよ・・」 

はいはい・・・え~~っと・・・。
(進行表を見る・・)  

 ええええっ!?

「師匠・・・オープニングのミィさんの歌のところ・・・担当、私と師匠ですよ~~~」

「おうっ!レース始まるまでは俺はヒマやからな・・・お前と二人でミィちゃんや、近くでミィちゃんみれるぞっ・・・」

「うぷぷぷぷっ・・・・・」

「どうした・・?」

「あの・・・オープニングのミィさん撮るのは師匠なんですか・・・?」

「そうや・・・それがどうした・・・・」

「いえ・・なんでも・・」

ミィさん・・可哀想です・・・。うちの師匠に撮られるなんて・・。

師匠は女性を撮る時はローアングルが大好きなんです・・・。
通称:花なめの師匠 と局内でも異名をもつ師匠・・。

師匠は花を絵に入れたローアングルを撮らせたら近隣のテレビ局で右にでるものは
いません・・。
というか・・女性を花のあるところにわざわざ連れていくのです・・・。ワンパターンとも呼ばれています。

おっ・・・いよいよ優勝決定戦のオープニングですっ。わっ、ミーチャンだっ!

・・・・・・・わっ、キレイ!!!!本当に近くでみるとキレイですっ。周りの空気がパッと・・・華やぐような・・。

でも・・・ミーチャン・・・出てきても、競艇場の観客群は・・・必死に新聞みてます・・・。

盛り上がりません・・・・。師匠~~~~。これ、まずいっすよ~~。

そんなことにお構いなしに、ミーチャンが出てくると、師匠は目の色がガガガッと変わりました

早速インタビューステージで踊り、歌っているミーチャンの真下に行き、ステージの花をからめて
花ナメの構図でしっかり撮っています。
後ろで機材を担ぎながらしっかり控えている私です。
(この時代のカメラはセパレート型と呼ばれ、VTRとカメラ部が分かれ、二人一組で行動するのです。)

おおおっ・・・出ました、師匠の必殺ローアングル・・。
うううっ、一流歌手にもそんな地方の女の子を撮るような下賎の技を使うか・・・・。うううぅ・・。

その時、私は・・気づきました・・。真下で撮っている私達の・・・私、木枯らしのほうをミィさんは、
しっかり、見ているのです・・・。
えええっ?まっすぐ見据えるように微笑んで・・。
カメラ目線ではありません。私とて場数を踏んだアルバイトディレクター。相手がカメラ目線なのか、そうでないかぐらいは判断つきます。やっぱり、じっと私を見てます。

うーん、さてはこの全く沸かない会場に嫌気をさして、この会場で唯一若い、私をからかって遊んでいる
のでしょうか。それともカメラをみるとカメラ目線になるので会場のみんなに笑顔を振りまいているように
見える裏技にカメラの後ろの機材持ちを見るという独特の技でもあるのでしょうか・・・。

相変わらず、ミィさんのその目は私に食いつき離れないのです・・。
困った・・・というより幸せでした・・・。
何度、目をそらしても、その目は時々観客席にポーズを決めるとき以外は、私のことを
離そうとしなかったのです・・・。

ミィさん・・・。私はトロトロにとけてしまいました。

そんな時でした。

「木枯らしっ!その花ナメ師匠をとっととミィちゃんから離して、あとは1カメに任せて、
解説席にもどせ~~」という山田ディレクターの声がインカムから響き渡ったのは・・。

「なぁに、木枯らし君、ケイちゃんでなくて残念だったわね~」と佐々木アナ。
(いえいえ・・・ミィさんの方が素敵です・・声には出さず・・と・・)

「ところで、このバイト生、仕事の合間に舟券、買って、当ててたらしいじゃないの・・」

(そりゃ、こう見えても競艇番組担当ですから・・ハゲの解説者に予想を聞いてこそっと
買っておいたんですよ・・・一点張りでばっちしですよ・・・やはり声には出さず・・っと)

「あんたねぇ~笑ってないで、私になんかおごんなさいよ!」

「こら~っ、理恵、うちのバイトに物をたかるなぁ~(怒)」と師匠。

「あのね~~(私を指さしながら)、あんたのせいで私、怒られてんじゃない~~!」

「理恵~~!!!!(怒、怒、怒)」
※ちなみに理恵は佐々木アナの名前です・・。

この師匠と評判の悪いわがままお嬢様こと佐々木アナと私と・・さらに+2名で・・
テレビ局がビックリする出来事が起きたのは・・・それから半年後の出来事でした・。

伏線を残しながら、次回に続く・・・。
by simarisu10 | 2004-10-04 22:29 | 局ネタ
テレビ局ネタ・・・・その2
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テレビ局でバイトをしていた時の話・・・(何故か、うけがいいようだ・・・・ぼそっ・・海老ネタも
書かなければ・・・汗)

テレビ局でバイトをしていると・・・当然?タレントさんや歌手さんと会う機会があります。

私の所属している部署は報道班なので、ほとんど出ずっぱりなため、スタジオなどにやって
くるタレントさんとはあまり会わないのですが・・・。

しかしっ!報道班は県や市や街のイベントには・・・・いつも片隅にいます・・。

よく訳のわからない街のイベントなども・・テレビ局がやってくるとハクがついて盛り上がるも
ものなのです・・。

そうした、イベントによくタレントさんや歌手さんがいることは珍しくありません。
報道班も歌手のだれそれが来場して会場に華を添えました・・とコメントしたいので
歌手さんやタレントさんがファンや地元のみなさんと握手している絵は絶対いるのです・・。

そこでテレビ局のバイトの特権として、近接遭遇することも珍しくありません・・。

神野美加さん編

↑これ・・字が間違えているかも・・・。まだ、売り出し間もないながら、すでに知名度が
ありました・・・。美加さん・・・・。なんと、町の商店街の夏祭りにきていました・・。

おそらく、知名度が上がる前に入れられた仕事ではないのかとおもうのですが・・・。
私の尊敬する、人生の師匠と二人で商店街の夏祭りの取材です。

「あれ~師匠・・・祭りのイベントの美加さん・・・・このパンフだと、もう始まっていることに
なってますよ~」

「そかっ、木枯らし、わかった!金魚すくいの絵とかはあとで、先に美加さんいくで~」

「ほい、ラジャ~」

いつもどうりの軽いノリで、二人で思い機材を抱えて走ります。今回は夜の撮影なので
私のお気に入りの強力ハロゲンライトも一緒です。

あっ、いました、いました、美加さんが・・。ううっ、かわいそうに商店街の一人立つのが精一杯のとてもおんぼろの舞台にのせられ、歌をうたっています。取り巻く人だかりは、そこそこ
凄いもの、みんな・・おじいさんにおばぁさんです・・。学生らしき年頃の姿はありません。
なんか・・凄い、可哀想です・・。世に名前のしられた美加さんがワンカップ片手のおじいさんに囲まれて、演出もない舞台でひとり、密かに歌っていました・・。


「おおおおっ、木枯らし・・あれが・・美加さんか・・・。おい・・・・あれ・・歌、あまりうまないなぁ・
やっぱり、新人やのぉ・・・」

「師匠、ライトいきますっ!」

「よしっ!」

神野美加さんに青いブルーライトがあたります・・・・カメラ、回ります!

美加さんはこちらの様子に気づいた様子です・・。その途端です・・・・・。

いままで、ひそかにやさしく歌っていた美加さんが・・・驚異の変貌をとげました。

女こころぉ~~~~ぅ~~~う~~お~・・・と凄いコブシを回し始めたのです。

すごい・・・・・。これが・・・・本物の演歌歌手・・。

ディレクターの師匠も喜んで、いつもより余計にカメラを廻しておりますっ!

でも、ライトが消され、カメラがとまると・・・・・また・・・やさしく(手抜き?)歌い始めました・・。

帰りの車の中・・・

「おい、木枯らし・・・あの、美加ってのは・・・・くわせもんやで・・ありゃ・・ひひひひっ
すごかったのぉ~~~。カメラ廻した途端、飛びついてきたという感じやったなぁ・・
しかし・・本物の演歌歌手は違うで・・・・あいつは・・やるで・・」

その言葉のとうり、いまや美加さんは演歌界の大物として君臨なさっております・・。

いまから19年前の出来事でした・・。
by simarisu10 | 2004-09-14 09:02 | 局ネタ
私の自信になる言葉
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ちゅん!  はぁ・・部長・・・最近・・太りました?最近・・帰りが遅いので・・・つまらない・・。

はぁ・・なるべく早く帰るようにしますね・・。

私には人生の師匠と仰ぐ人物がいます。かつて、私はテレビ局にアルバイトディレクター(笑)として在籍していたことがあります。(単にアルバイトをしていただけなのですが・・
通常、雑用係はアシスタントディレクター通称ADと呼ばれるのですが、わたしはアルバイトなのでアルバイトディレクターでした)

さて、私の仕事に、競艇番組の担当がありまして・・・・。その時、組んでいたディレクターが
私の人生の師匠と仰ぐ人物なのですが・・。

あっ、そそっ。競艇のお話もあわせて書いてみましょう。競艇の番組を担当するとなると、
なんと競艇のビップルームに自由に出入りできるようになります。そこには競艇の関係者が
ずらっと・・腰掛け、特等席で競艇を見ることが出来ます。そして・・競艇関係者のお仕事と
いえば・・・競技の監視なのですが・・・・実をいうと・・・関係者のみなさんは・・・みんな競艇を
しています・・(笑)

そのせいで出入りしていると、関係者のみなさんとあっと言う間に仲良くなれます。
時には声をかけられ・・木枯らし君、財布の中身、全部4-7や!などと教えてくれる?ことも。

はっきり、言って競艇にあまり八百長はないと思います。

というのも・・競艇関係者が・・・
勝っているのを見たことがない気がしないから・・。 

しかし・・ある程度の情報はあるんですね・・。
というのは・・・船やエンジンの情報はわかるんです。
今日のだれだれの何番艇は、あれ・・艇が水吸っちゃっているんだよね・・・
だから、速度がでないんだ・・絶対、勝てないとか・・
何番エンジンはオーバーホールしたところだから、今は出力あるよ・・とか・・あのエンジン
なんでもないのに不思議に吹け上がりが悪いんだ・・・などなど・・。

大抵、絶対ダメだといわれる艇は・・・なるほど勝った試しはなかったですね・・。

競艇に出入りしていると、何故か自然に仲良くならざるを得ない?不思議な人たちがいます。
予想屋さんです・・。とても得体のしれない人物ですが、彼等も情報が欲しいので、本当は
入ってきちゃいけない関係者ルームに入り込んできます。新参の予想屋さんは出来ませんが古参者は黙認されています。

彼らは結構、見た目がきついのですが、いい人達です・・時々怖くなるときも・・・。

予想屋さんは、さすがにプロです。朝からの練習風景をみて、必死になにやらノートに書き込んで怖い顔で考えています。
で・・・そこそこ当たります。自分の予想を紙切れに書き入れて、お客さんに紙切れを握りつぶして100円で売ります。人気レースになると人だかりがします。

で・・・・時々、大穴を当てます。

でも、自分では絶対賭けないそうです・・・欲が予想を鈍らせるそうです。

私も競艇が少しは分かってきた時、このレースの予想はなんて書いたんですか?とか聞きます・・・。

3-7.・・・?!  えっ・・・そんなん、来るはず・・・・ぎゃっ!(ギロリと睨みつけられる) 

「新聞に書いてある本命なんか書いてて、予想屋は勤まらん・・・・」

はい・・仰るとおりで・・。

「いいか、俺達予想屋だって当てなきゃ客がこねぇし・・あまり当たらないと
この競艇場から追い出されるんだぜ・・」

えっ、そうなんですか?

「おうよ、あの端っこの田中なんて、ここ数日のレース、全部ボウズだ・・・あれは・・追い出されるぜ・・・だって、そうだろが・・・ハズレばかり書いてるやつなら競艇しらねぇ、あんただってできるだろうが・・・。
競艇場もな・・・そんな奴にいられると迷惑なんだよぉ~。」

は・・・はぃ・・・。

そそっ、予想屋さんの言った名文句を・・・

「いいか、兄ちゃん、競艇なんて絶対やるんじゃねぇぞ・・・

いまどき、汗水垂らして働いても、少しの金しかもらえねぇ・・
だのに、ここ(競艇場)に来る奴ときたら、勝ちが数百円だと・・・怒りやがる・・・その、数百円を得るために働いてみな・・そんな馬鹿はいえなくなるぜ。
競艇の順位を予想するだけで儲かるなんて、そんな美味い話ありゃしねえ・・そんなうまい話なら、日本の国民、みんな競艇、やってらぁ・・。家を失った奴もいる、牛を失った奴もいる(この競艇場は三重県なので松阪牛は凄い財産)・・。
兄ちゃん、まともに働くのが一番ってこったあ・・・。競艇やる奴は、みんな馬鹿だっ!」

との事です・・・。この予想屋さんは、色々お話をしてくれました・・元暴力団の方でしたが、
散々、辛い目にあってきたそうです・・・(これだけで一話できるかも・・)

わっ、話が大脱線・・。テレビ局にいたときは色々おもしろい話があるので気が向いたら書いてみましょうか・・。

さて、私の人生の師匠のお話。

番組のなかで師匠の出番は、メインレースです。自分がディレクターなのにカメラを私に渡して・・自分は解説者と一緒に実況を始めます。

解説者は禿げており、ディレクターも禿げてます。二人の禿げが解説していて、好き勝手なことを言ってます。面白すぎてバッチリ絵になります。

もちろん、二人は競艇場では有名人で、ただの禿げていらっしゃる人なのですが・・禿げが見えると・・・競艇ファンのかたは やや、遠巻きにしてくれて尊敬の念を示してくださいます。

二人の解説・・・いい加減なのに・・・前述の予想屋さんのほうが凄いんだけどなぁ・・。

さて、この師匠の口癖は「自在!」でした。

「ええか・・・木枯らし・・・競艇には先行(前半飛ばし型選手)とかマクリ(後半追い上げ型の選手のこと)とかおるやろう。ええか、あんな奴らはだめなんだ・・・。
何故かというと、自分のことを先行やらマクリやと頭から決めてかかっとるからや・・・自分を自分で型にはめとるんや。
でもな、自在というスタイルのがおるやろう。
あいつらは先行とかマクリとか、自分で頭で決めとる選手を見て、自分のスタイルを自在に変えとるんや
こういう奴が一番つぉい!
俺らもそんな風にならんといかんのや・・・・ええか、俺らは自在じゃ、強いだっ・・・人生、自在で!!」

「はい、私達は自在ですっ!!」その後、二人で高笑い・・・。

いまでも、ここぞっという商談は、あまり下調べをしません。自在だからです。相手のいうことを聞き、場を見、行動を変化させます。下調べやバッチリの資料などを持ってゆくと、どうしてもそれに頼ってしまうので、相手の言い分と違う内容だと・・そこで負けちゃうので・・。

だから、資料をもっていっても、私はそれを渡すだけで、使わないことが多いですね。

ここぞっと、いう商談の時は、自分に「自在っ!」と言い聞かせて、商談をします。
いつも上手くいくとは限りませんが・・でも、自信がつくんですよね・・・・。

人生は    「自在ですっ」
by simarisu10 | 2004-09-08 20:08 | 局ネタ