中国の食品3
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 ピナ課長・・・・中国の加工食品の安さ・・ですか・・・。


 前回までは、中国の食品が、日本に深く浸透しているところまでお話しました・・・。

 今回は、そこからはじめてみます・・・。

 中国の加工食品は・・・とにかく、安いのです。

 単に中国では、物価や人件費が安いので・・・安く出来るという考えの方も多いと思うのですが・・・。

 私に言わせれば・・・ちょっと違うのです・・・。

 まず・・・加工食品に使う原料・・・。中国産のものを使えば、確かに驚くほど安くなります。

 でも・・・ですよ。日本むけの日本で食べられている食品の全てを中国産の原料でまかなえないのです。

 そうですね・・・ひとつひとつみていきましょう・・・。

 人件費・・・これは、驚くほど安いです。そうですね・・・上海の昔ながらの料理店のウェイトレスの給料なら
 月に数千円あれば、いいほうではないでしょうか・・。

 でも、輸出むけの製造業に携わる人たちの給料は、もっといいです。日本円に直すと数万円かもしれません。
 中国の夫の給料より、製造業に携わる妻のほうが、いい給料をもらうなんて、珍しい話ではありません。

 そのため、製造業に携わる人には、それなりに能力があったり、努力できる人が雇用される傾向に
 あります。

 製造業に携わる人は・・・生産能力に優れた人たちなのです。
 
 それに・・年齢が若いのです。そのため、体力もあり、無理もききます。

 日本の水産加工業では、高年齢者の方が仕事に携わる事もめずらしくないというか・・・普通です・・。

 このため、中国では、生産能力が高い人を世界的にみると格安の賃金で雇う事ができます。

 それに経営陣・・・。この十数年ほどで急成長した会社ばかりなので・・・大きい会社でも社長は、
 30歳台ということも珍しくありません。そのため、日本のように経営陣が肥大化していないのです。
 会社としてスリムな体型なんですね・・。給料を多く貰っているのに生産性が低い人の割合が
 少ないのです。

 私が話す事は、水産業界に基づき、私が見聞したことを基に書いているので、事実と違う事が
 あると思います。
 ただ、とりあえずは、私自身の考えを話さなければいけないので・・・。

 次に原材料や設備費などに関係する物価に関して・・・

 確かに安いです。驚くほど・・・。ただ・・・日本向けに使う原料は・・・そんなに下手なものは、使わないのです。
 むしろ、いい原料を使い、それに使えないものを自国消費にまわすと言ってもいいかもしれません。

 設備費・・・・ここが肝心なのですが・・・・これは、安くありません。
 中国で日本向けの食品を作っている、ちゃんとした会社の工場を見ればわかるのですが・・・
 日本ではお目にかかれないような凄い設備を持っている工場が多いです・・。
 
 自国の生産の機械では、性能的に足りない場合は、海外の機械なども導入しています。

 ただ・・中国の場合・・・海外から機械を買ってきては、その機械をばらして、仕組みを理解し
 自国で作れるようにする場合があります・・・。でも、これは、中国だけのお家芸では、ないので・・
 ご了承を・・。日本だって同じ事をやっていると思うので・・・。

 さて・・・単に人件費や原料が安いだけでは・・・驚くほど安い製品は、作れません・・。

 最大の理由は、とんでもない量が売れる値段で製品を生産するからです・・・。

 コストダウン、それは、大量生産により、製品のコスト中の固定費の割合を下げる事・・。
 
 中国では、それが実現可能なのです。

 日本では、用地取得さえ容易でないだろう、超大型工場の建設。豊富な雇用に応えるだけの人口。
 生産効率の良い、大型機械の導入。
 また、24時間操業もなんのその・・。若い人材を相場より高い給料を払っても生産性をあげれば
 十分にもとはとれます・・。

 ただ・・・大量に生産される製品が・・・売れるという大前提がなければ・・全てが崩壊します。

 そう・・・だから・・高品質な製品をコストを削って削って、安い価格で生産します。
 そのかわり大量に消費されるという図式を作らなければ、いけません・・・。

 実を言うと・・・日本でも理論上は、可能なんですが・・・

 周りから文句を言われず、交通条件もよく、土地の取得価格が安くて広大な土地なんて・・
 日本じゃ無理・・。
 それに低賃金で文句も言わず、残業も厭わず・・というか、むしろ喜んでやってくれる生産能力の
 高い人を大量に集めることなんて・・・・できっこないのです。

 だから・・・中国なんです。

 日本の企業は、日本では、出来ない事を中国という場所で実現しただけなのです・・。

 別に 中国が日本向けの安い食品を大量に作って日本に売り込んできたわけでは、ないのです。

 日本の企業が、日本で出来ない事を中国でやりはじめただけなんです・・。

 そして・・・これが・・・全ての原点となるのです・・・。

 う~ん、酔っ払って書いてることもあり・・話が迷走していますが・・・。

 今宵は、このへんで・・・。
by simarisu10 | 2009-02-19 22:58 | 平社員営業フロア
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