プレミアムブラックタイガー  最終回
a0019545_1833911.jpg



 すみません・・・ピナ課長・・・ちょっと、今回、語ってしまいましたね・・・。

 今回でプレミアムブラックタイガーの話は、おしまいにさせて頂きます。

 本当は・・・語り足らないくらいなのですが・・。

 えっと・・・・そうそう・・プレミアムブラックタイガーの最新事情ですね・・。

 いくつかの例があるのですが・・・・極洋社の「ガンバス」を取り上げてみましょう。

 
a0019545_18354319.jpg


 極洋社のプレミアムブラックタイガー、ガンバスです↑


 なかなか、凄い海老です。

 産地はマダガスカル。このプレミアムブラックタイガーを養殖するために
 ジャングルを切り開き、街を作り上げたのです。

 まわりに・・・他の町は、ありません。

 病院をはじめとする・・・人間が長年住んでゆくにふさわしい街。

 すなわち街全体の人々が海老に従事する人か、その人たちの為の仕事をしているのです。

 とうぜん、養殖池は、とんでもなく巨大な施設。

 この海老の街には、関係者以外の立ち入りは、禁止された・・・守られた街。

 当然、海老の養殖においては、最新の技術が導入されています。

 とんでもない巨額な資金が投じられています。

 そこで作り出される海老は・・・木枯らしに言わせると・・・ちょっと色目が薄いながらも・・
 なかなかどうして・・・美味しいブラックタイガー。
 
 刺身でも食べれます。

 鮮度の良さは・・・群を抜いて凄いのです。
 
 頭が付いた製品用の原料海老は、氷水に入れられ仮死状態で運ばれます。

 そこでブライン凍結と呼ばれる、鮮度を維持して凍結するには、最適な凍結にかけられます。

 ブライン凍結は、塩水の凝固点降下を利用した凍結方法。海老は、塩水に漬けられて凍ります。
 すなわち、海老は、生きたまま急速凍結にかかってしまいます。

 この結果・・・・この方法で凍結された海老は、解凍後に死後硬直が始まるという
 とんでもない現象が起こるのです。

 このため、解凍しても死んだばかりの状態から鮮度落ちが始まるので・・・
 スーパーに置いて、売り残しても・・・翌日まで、高鮮度を保ったまま・・・。

 さらに・・・海老の一匹、一匹に海老の家系図の情報があり、保存されているのです・・。
 一匹、一匹にですよ・・。

 この海老は、主にフランス・・・そして次に日本向けに出荷されます。

 日本のスーパーでも探せば、このガンバスブランドを置いてあるスーパーがあるはずです。
 事実、少しの間だけ、金沢のスーパーでも販売してもらったのです。

 で・・・なぜにフランスなのでしょうか・・・・?フランス料理でいい海老が要るから?

 それもあります。

 でも・・・一番、重要なのは・・・ココ。

 海老の養殖は、環境破壊につながりますが・・・・天然の海老を獲ることは、環境破壊+資源枯渇
 を招きます。それどころか・・・海の中なので見えないだけで・・・広範囲な環境破壊が
 行われています。

 天然の海老を1匹を漁獲するためだけに・・・他のどれだけの魚が犠牲になるやら・・。
 換金価値の高い海老のためなら、雑魚なんて・・利用せずに捨ててしまう現実が
 あります・・・。

 でも・・・養殖池ならそんな事は、ありません。

 海老だけを効率良く漁獲できます。
 
 天然海老の漁獲で・・・毎年、世界中で人が死にます。結構・・・。

 でも養殖なら・・その確率は、格段に減ります。
 
 すなわち・・・養殖は、エコなのです。

 フランスでは、ここのところの感覚があるのです。
 
 このガンバスの養殖事業は、フランスの資本が投下され行われています。

 海老に関する事業は、発展途上国では、養殖海老、天然えびを問わず、国家的な
 事業であることが多いのです。

 そのため、木枯らしのような一介のサラリーマンが、現地に視察にいっても・・・
 VIP待遇となります。

 私は、経験ありませんが・・・・政府の要人が挨拶にくることも珍しくありません。

 日本の海老マネーの威力です・・・。

 私は、スーパーの片隅に並んでいる海老のために どれだけの世界の人々が
 かかわり、努力し、取り組んでいるかを熱く語りたいのですが・・・

 それは、いずれまた、他の機会にしましょう。

 プレミアムブラックタイガー・・・探せば、結構、目にすることがあります。
 
 世界の環境を守るため、天然海老よりも美味しいプレミアムブラックタイガーを
 食べてください。

 とりあえず、あまり不平を言わないで・・・美味しく海老を食べて欲しいのです。
 その裏側にある、壮絶な人生たちのためにも。

 語りたい事の半分も書けませんでしたが・・・・長くなりすぎましたので、ひとまず
 ここまでとさせて頂きます。

 
by simarisu10 | 2009-02-05 19:17 | 海老資料室
<< 水産物の価格 プレミアムブラックタイガー  その4 >>