今日は、ちょっと、重い話
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 はい・・・部長・・・。とにかく、良くないのです・・。

 今日は、ちょっと重いけど・・為替の話題。

 人間社会の営業フロアで・・・・

 「おい!93.4だ・・・」

 「えっ・・・また、もどった?!」

 「いっそのこと、いっちまえ~!」

 「駄目だ~・・」

 という話がでます・・。

 かくいう木枯らしも為替から目が離せません・・・。

 冷凍エビを扱うの木枯らしの職業、為替は、結構、関係あります・・。

 為替が円高だと・・輸入業が儲かる・・・と思っている方は、多いのでは、ないでしょうか・・。

 それは、緩やかに進行した場合・・の話です。

 今回のように急に為替が円高に向かった挙句、乱高下を繰り返すと・・・
 もう、ひっちゃかめっちゃか・・・。

 今回の事態、ちょっと、分かりやすく説明しましょう・・。
 分かりやすくするため、とても乱暴までに話を単純にします。

 Aの国より、10ドルのエビを買ったとします・・。しかし、日本に船で来るまでの間に
 為替が1ドル=110円から、95円に変わりました。経費面の計算を省くと・・
 1100円の海老が、評価額950円になってしまうのです。

 為替をうまく取れなかった場合、150円もの評価損が出ます。
 (でも緩やかな円高だと、数十円の損ですみます)

 この差損を埋めようと、さらに海老を買い足します。でも・・日々、数円の単位で為替は動きます。
 でも、現地会社との交渉は、数日続きます。
 ようするに・・価格を値切っている間にもとんでもない乱高下で為替が動くので・・
 計算が成り立たないのです。

 しかも・・・今回、一方的な円高・・・・。円だけが、価値を押し上げているのです。

 つまり、同じドル価では、日本が一番、条件が良く、買えます。

 しかも、アメリカ、ヨーロッパをはじめとする諸外国は、急激な不景気となり、
 クリスマス需要の海老の買い注文が激減・・。

 海老のお得意先は・・・日本とターゲットを絞ってきます・・・。

 と・・・ところがですよ・・・。日本は、ず~っと、不景気なのです・・・。
 だから、不景気にならないのです。

 しかも日本の株安と急激な円高で日本企業や投資家は・・・大打撃をこうむっています。
 
 ほどなく、日本も・・・かなりの不景気になります・・。

 海老なんて・・食べないでしょう・・・。

 ところが・・・前述のとうり、差損を埋めようとする・・。海外からは、積極的なアプローチが
 ある・・。円高・・・。しかも、アメリカ、ヨーロッパは、不景気で需要が低くなるので・・現地のドル価も
 安くなります。こんな場面で買わずにいられないのが水産業界のみなさん。

 ここぞとばかり・・海老をはじめとした海外の水産物が入ってくるのですね・・。

 しかし、今より不景気になるだろう日本です。
 需要に見合わない海老や水産物は、高く売れるはずもなく・・・
 安値で手に入れても安く売られるだけ。

 結局、前述の差損を補填できず・・・。トータルで赤字になるという図式です・・。

 普通、こんな時は、ドルで決済せず、円で決済する手もあるのですが・・・
 為替がとんでもない乱高下をみせていますので・・・インポーター(輸入者)が
 そのリスクを受けたがらないのです。

 1日で6円くらい変動したこともあるのですから・・。

 立場により違うのですが・・・木枯らしの仕事のポジションだと純利が1%あれば
 万歳。
 
 先行きの国内マーケットを予想すると損だか利益だか・・判定できなくなります。

 とうとう、サジを投げてしまいました・・。

 本当は、大統領選挙の行方や海老の産地の状況、国内の相場、同業者の動向、
 日本の年末の市況などの要因が絡まり、かなり複雑な話になるのですが・・・。

 急激な円高にも関わらず、例外として冷凍甘えびの相場は、うなぎのぼり・・・。
 商売大繁盛な木枯らし平社員ですが・・・。

 売れば売るほど、落ち込む平社員・・・。上がりすぎた相場は、いつかは、下げるからなのです。

 下げ相場での損は・・・と~ってもキツイのです・・・。
 
 

 
 
 
by simarisu10 | 2008-10-30 21:03 | 平社員営業フロア
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