木枯らし平社員と木枯らし炒めの話・・・前編
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 今日は、8月8日なので・・勝手に 赤海老エイトの日とさせていただきます。

 また、ブンチョシリーズ、第4弾 「潮野あかね」の発売日でもあります。

 あいにく、稀に見る運送トラブルに会い・・・・ほんの極少数を除いて、販売差し止めと
 しました。

 でも・・・これは、私にとっては、良いことの起こる前の吉兆。

 最初、トラブル続きの品物ほど末広がりに売れて行くと思っているのです。

 さて・・・赤海老エイトの日なのですが・・・あいにく、明日は、朝の2時出勤なので
 帰ってきたばかりなのに1時間後には、睡眠に入らなければいけません。

 そこで・・「木枯らし炒め」の話をしちゃうのですっ。

 これは、料理なのです。

 どんな料理かというと・・・・

 
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 この・・・いかにも美味しくなさそうな野菜炒め・・・。

 しかし・・・この料理・・・私の生涯で忘れえぬ料理になったのです・・・。

 本当にくだらない、話なのですが・・・。この料理・・・ヒットを飛ばしたのです・・。

 話は、木枯らしが、高校生の時・・。山岳部に所属していた時の話から始まります。

 なにせ、山岳部・・・テントとはじめとするキャンピング用品には、事欠きません。

 本当は、駄目なのですが・・・山岳部の備品を勝手に持ち出し、
 山岳部のリーダー以下、有志、及び友達で夏は、河原でバーベキューしちゃうのでした。

 木枯らしの所属していた山岳部は、高校ながら、かなりレベルが高く、相当、本格的で
 高性能な道具を所持していました。

 さて、食料係の私と後輩。リーダーから、バーベキューと聞き、材料を仕込んで
 山あいの眺めの良い河原でバーベキューの用意にとりかかります。

 いつもの山での料理に比べれば、簡単とばかり、適当に材料を切って・・・串にさして・・・
 当時でも高性能な事で定評があったホエーブスと呼ばれる高性能な携帯用料理コンロで
 焼く事にしました。

 なにせ世界中の登山家が愛用するホエーブスという料理用コンロ。
 こいつは、厳寒の冬山であろうと空気の薄い高山であろうと必ず高火力を維持し
 期待を裏切りません。重くて扱いづらいのですが、人気機種のコールマンより
 信頼性が高いのです。

 これを2台並べて、バーベキューの材料を焼く事にしたのです・・・。


 「先輩~!!!あれ!あれ!」という後輩の声で私が振り向くと・・・

 なんと・・高火力バーナーにさらされたバーベキュー串は、火を吹いて燃え上がっていたのです。
 
 しまった・・・低地では・・思ったよりも高火力だったのです・・。

 後輩と火を消したものは・・・いいのですが・・。

 私は、後輩と顔を見合わせました・・。

 焦げきったバーベキューの串・・・・。もう、みんなに顔向けできません。

 あと、食糧代は、いくら残っている?と後輩に聞くと、そこそこの金額があります。
 
 よし、材料を買いなおそうというと・・後輩が首を振ります。

 「先輩、最寄のスーパーまでの時間を計っておきました。この山あいでは、片道40分。
 買い物時間を考慮にいれても1時間半。しかし、日没まで、あと1時間半。
 ライトを照らして料理するにしても・・・苦しい展開です。」

 うん・・・そのとうり・・・だ・・。

 では、焦げた部分を削ろう! 私は、後輩と焦げた部分を削り始めたのですが・・・
 それが終わった後・・・・材料は、すでにバーベキューには、むかないものと化してました・・。

 先輩、どうしましょう?との後輩の問いかけに・・・・。私は、ヤケで言いました。

 バーベキューのタレに焼肉のタレを買ってきただろう・・・あれで、煮込め!と言ったのです。

 もう、他に手段は、なかったのです。

 出来たものは、グロテスクな料理でした・・。

 私は、みんなに謝りました・・。

 しかし・・・その料理を食べた、みんなの反応は、意外なものでした・・。

 「これ・・・美味しいぜ・・・」

 申し訳なさから、料理に手をつけなかった私ですが・・、料理係の後輩が、先に食べて
 ました。

 「先輩、これ、うまい。先輩もいいから、食べてみて!」

 事前に味見は、していたのですが・・・さほど、美味しいと思わなかったのです。

 ところが・・ちょっと冷めてから、味がかわったのでしょうか・・。

 それは、本当に美味しかったのです。

 それは、その後、通称、「木枯らし炒め」と呼ばれる料理の誕生でした・・・。


 (続く)
 
by simarisu10 | 2008-08-08 19:42 | 平社員休憩室
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