エコと食べ物についてのお話 最終夜
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 はい・・・ピナ課長・・・環境にやさしく生活する・・・それは、人の心に依存する部分が
 多いのです。でも・・その話は、後にして・・・っと。

 メディアが発達している今・・世の中は、誰が誰に対して行なっているのでもなく
 情報操作されています。

 中国に行っても 日本人は、出て行け!大嫌い!なんて人・・・いません。
 いても・・存在が目立ちません。

 韓国に行っても日本人、大嫌い!なんて声高に叫ぶ人いません。

 木枯らし平社員と飲んだくれて、歌って踊って笑って・・同じ人間です。

 でも・・一部というか・・大多数の報道で過大に取り上げられたソースは、
 時に過熱し・・・国家間でいらない誤解や怒りを呼び・・・
 内容がないものを実体化させてしまいます。

 私は、人生を自分の感じた尺度で生きていくことにしました。
 そのときから・・新聞は、業界新聞しか読まず、テレビは、主に料理番組、グルメ番組しか
 見ません。

 そのスタンスで生きていくと・・・人の言うことに疑問を感じるときがあります。

 あるとき・・・同じ意見を言い出す人が複数、出始めるのです。
 新聞の論調やテレビの報道番組の意見をそのまま鵜呑みにしているようです。

 私の蔵書の ジョージ・オーウェル氏著 「1984年」 に描かれた世界みたいです。
 思想を統制されながらもそれに疑問も抱かず、生きていく人間の社会を描いてます。

 例えば・・・今回のウナギの偽装事件の話がそうです。

 偽装ウナギにマラカイトグリーン(合成抗菌剤)が残留という発表がなされました。

 マラカイトグリーンを養殖魚に使用した場合、その製品は、国内での流通を認められません。
 発ガン性物質とも言われていますが・・・確固たる根拠もなく・・・どうもシロかもしれないとも
 言われ始めました。
 
 でも・・マラカイトグリーン・・・出たところで・・それが残留している製品を食べても
 なんら健康に問題ない事を保証します・・。というのは・・。

 これ・・検出限界の指標値が・・・2ppbなのです。 2ppmでなく、2ppb・・。
 ちなみに1ppbは、10億分の1の濃度です・・・。

 あの猛毒の青酸カリでもここまで薄めると・・無毒化します。

 すなわち2ppb以上検出されると・・・残留したとみなされます。今やウナギは、中国側で
 とんでもなく厳しい検査を施されて日本に輸出されます。よしんば検出されたとしても
 10ppbとかいうレベル。報道陣がネタがないので・・あら探して苦し紛れに発表しているとしか
 思えません。

 大きな、ため池にマラカイトグリーンの溶液を200ml(コップ1杯)流し込んで、まんべんに
 かき混ぜても、これより高い値になるのでは、ないでしょうか・・。2ppbの濃度でも
 1億リットルもの水で薄めなくてはいけないのですから・・・。

 私が毎日、摂取しているアルコールの方が、どれだけ健康被害が大きいか・・。

  ちょっと前だったら・・こんなppb単位の検出は、できなかったのです。
 私も海老に薬品を使っているのに・・検出限界以下の残留なので検出できませんでした。
 商品規格書に添加物として書いていいものかどうかと悩みましたが・・。書きませんでした。
 検出できないのに・・添加されていると書くほうがおかしいのです。

 で・・・私が言いたいのは・・・こんな新聞報道や根拠のない偏見の裏でどれだけ
 莫大な食品が廃棄になっているかということを言いたいのです。

 食品業界では、賞味期限という販売出来る期間のタイムリミットに追われているのです。

 世の中の風が少し変わっただけで・・・とんでもない数の食品が
 廃棄処分の危機にさらされます。

 まだ・・立派に食べれるのに・・。食べても中毒にもならないようなものが・・。

 そもそも中国産というだけで・・。なぜ国産のものよりかなり安全かもしれない食品が
 廃棄されなくては、いけないのでしょうか?

 はっきり言って・・捨てるならタダで道行く人に配って食べてもらいたいです。
 でも・・それさえも許されません。

 たまたま朝飯後の片付けの時、テレビをつけっぱなしにしていたら・・報道番組に
 なっていました。テレビは、録画した料理番組くらいしかみないのですが、
 産地偽装のネタでしたので・・・見入ってしまいました。

 そのとき、農林水産大臣が

 「もっと消費者のみなさんに勉強してもらいたい」 と言いました。その後、コメンティターに
 激しく攻撃されてましたが・・・。

 でも、私も同感です。農林水産大臣の言い方も悪かったのですが
 言い換えれば・・・

 「消費者のみなさんに本当の真実を知ってもらいたい」 ということになります。

 今回も中国産のウナギの方が安全で高品質で安いという正しい認識があれば
 そもそも偽装などは、起こりません。
 
 巨額の利益は・・相場とかけ離れた安い値段で国産と販売してしまうとすぐに
 ばれてしまうので、高く売ってしまったというのが真相でしょう・・。

 偽装を許すわけでは、ありません。でも、中国餃子事件以来、売れなくなってしまった
 中国製品。売れないけど、罪のない優秀な製品を捨てるわけにもいかず・・・
 安値にしても売れず・・・持っていても保管料がかさんでいくだけ・・。

 同じ、業界にいるので・・・気持ちは、わかるのです。

 でも・・・最後にたよるのは・・・人の心。偽装は、駄目です。かといって多くの罪のない製品が
 廃棄されるのもかなり、まずいので、正しい知識でもって食品を知ってもらいたいのです。

 賞味期限が切れそうだから・・中国産だから・・・見た目が悪いから。 
 それで食べられる製品を1kg 50円や20円で売ったり・・・悲しい限りなのです。

 またそれらを産業廃棄物として廃棄するとき私の脳裏には浮かびます。
 内陸部から出稼ぎに来て、睡眠も満足にとれず一日中働いている、
 中国の女性工員たちの顔。
 日本の女性達と違って、青春の時期を工場で缶詰になって働きます。
 遊びといえば・・仲間と一緒になって安い店で外食するくらいでしょう・・。
 
 
 悲しいです・・・。エコロジーを叫ばれている世の中です。スーパーの袋をマイバックに
 する前に・・・・他にやらなくてはいけないことがあるのでは・・ないかと思うのです。

 本当は・・・もっともっと知ってもらいたい話もあるのですが・・・

 このシリーズ・・長くなりすぎましたので、一度、ここで打ち切らさせていただきます。
 

 

 
 


 
 

 
by simarisu10 | 2008-07-04 20:00 | 平社員休憩室
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