野菜ラーメンなのですっ。
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 肉は、食べなくて魚介類も卵もたべてしまう菜食主義者は、ペスコタリアンというみたいです。
 
 ベジタリアンといっても、さまざまにカテゴリーが分けられているようです。

 もっとも、木枯らしの場合は、野菜料理に目覚めただけなので・・・肉は、食べれないことは
 ないのです。

 先日も・・・仕入先が持ってきた、焼き豚をぱくついてました・・・。

 まさか、買う立場の人間が「私・・・肉は、食べれなくて・・・」なんて言っちゃったら
 売り込みにきた方も さぞかし、しらけるし・・・私も商売になりません(笑)

 とは、言え・・・食堂のおかずに思いがけずに肉が入っていると、眉をしかめて
 箸でより分ける私・・・。

 さて、今週の水曜日は・・・金沢の片町で機嫌よく飲んでいた平社員です。

 業界仲間に国王様と私の事を呼ばせて馬鹿国王ごっこをしながら、飲み歩くのですっ!
 私は、ある国の王様なのですが、贅沢に遊び暮らすのがイヤになり、日本でサラリーマンを
 しているという設定。

 そうして・・行きつけのクラブに行くのですっ。

 ここで一人、中国の方が働いていらっしゃるのですが、日本語は、かなりのもの。
 木枯らし、この人と食について話し出すと・・・お互い止まらないのです。

 私が甘えびラーメンを作っている事を話します。

 「で・・・中国では、どんな風にラーメンを作るの?日本とは、随分、違ったよね。」

 「あん、日本に来たとき、麺が黄色なのにびっくりした。なぜ、こんなに黄色いか・・。」
 
 「あれは、かんすい だよ。アルカリ性にするもの。あっ、そういえば、中国のラーメンは
 白色だったよね。」

 「白色、白色。かんすい?とか入れない。中国はね、いろんなラーメンの作り方がある。
 お店のラーメン、家庭のラーメンは、違うよ。私、日本に来てもたまにラーメンつくりますよ。」

 「例えば?」

 「まず、白菜、人参、大根を刻みます。これにシイタケを入れます。もやしも入れます。
 これをよくゴマ油で炒めてから、水を入れます。
 それから、味の素をささっと入れます。これでスープが出来上がり。
 鶏がらとか肉は、家庭では、入れなかった。子供の時は、おやつがわりに食べていました。」

 なるほろですっ!早速、やってみるのですっ!
 
 



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 で、彼女のやりかたにおおよそを従ってつくりました。変えたのは、味の素をカツオダシに
 変えたこと。片栗粉でとろみをつけたこと。紅ショウガを乗せたくらい・・。そそ、切干大根も
 入れました。

 カツオダシは、本当に控えめに。途中で味見すると・・意外に野菜でダシが出ているのに
 ビックリ。思わず、お湯で薄めてしまいました。


 で・・・食べてみたのです・・・。

 まずい・・・味がない・・・。しまった・・・失敗した・・・。と思いました。

 でも・・・夕食なので・・仕方なく食べるのです・・・。

 食べているうちに舌が薄味に慣れてきます。そうすると面白いことがおこります。

 素材の味が感じ取れるのです。彩りに添えた紅しょうがが大正解。単調になりがちな
 薄味にアクセント。そして・・いろんな素材の味がわかるように・・・。微量にいれてみた
 醤油の味さえ、感じ取れます。

 いつしか、私は、夢中になって食べていました。人参、美味しい。白菜、甘い。
 シイタケ、コクを出している・・。彩りに添えたネギが辛いのがハッキリわかります。

 そういえば、聞いたことがある・・・・お店の味は、一度しか食べないので濃い目の味付け。
 でも、毎日、食べて美味しいのは、薄い味付け。だから、お店の味と家庭の味は、味付けの
 仕方が違う。

 そうして、食べ終えて箸を置いた時、私は、「ウマイっ!」と声に出して言ってしまったのです。
 なんとも言えない満足感。薄味の野菜ラーメンは、味の博物館でした。
 これ・・お店で出しても売れないだろうな・・・。でも、美味しい。凄くおいしい。

 う~ん・・・また、ひとつ勉強になりました。
 
by simarisu10 | 2008-05-23 19:21 | 平社員営業フロア
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