平社員・・色気づく・・の巻 その4
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 前回までのあらすじ・・・・

 お見合いパーティに出席することになった平社員・・。

 なんだかんだで・・・女性たちとのお話を終えて・・・好印象カードにチェックを
 入れていきます。お互いの好印象を記したカードが司会者から返却されたとき・・。
 木枯らしのカードの裏側には・・ホッチキスで女性からのメッセージカードが
 1枚・・・貼り付けられていました。

 
 
 kupo様から・・・推理小説みたい・・とのコメントを受けて・・・・
 はい・・そのメッセージカードがどの女性からのものであったかを
 ひとまず、伏せることにしますのです。

 誰から・・・メッセージカードを貰ったのか・・・この後の駄文から推理するのも一興ですしね・・。


 また・・・メッセージの内容もひとまず・・・伏せるのです。

 さて・・・すでに会は、終わったものと勘違いしている平社員。
 あれだけ・・女性がいて・・・一人しか・・メッセージがもらえなかったのか・・・
 でも、いいのですっ。

 と思ったとき・・・ふと、脳裏に考えがよぎりました・・・・。

 他の男性は、何枚ものメッセージカードをもらったんだろう・・・・。

 全員を観察することは、無理でした。でも・・みんな好印象カードを睨みつけているだけ。
 私のように・・・カードをひっくり返して・・・そわそわしちゃっている人は・・・いないみたい・・?

 ま・・・まさか・・・・。あの・・メッセージカードを貰うというのは・・・・レアカードゲットなのか?
 
 なんか・・・学生時代、女の子に授業のノートを貸して・・戻ってきたら・・・
 なんか意味ありげなメッセージが書き込まれて帰ってきた・・・・あの時の感覚。
 他のみんなに見つかるまいと・・・ノートをパタパタして、もぞもぞ、そわそわしちゃうけど
 何度もメッセージを急ぎ足で読んで、またぞろ、そわそわしちゃうのです。

 司会者の説明により・・またもや・・一人4分の持ち時間で後半のお話が始まることが
 告げられます・・・・。

 ええっっ・・・・終わりだと思っていたのに・・・。


 1人目・・・な・・・なにしろ・・・あとでお食事しませんかとメッセージカードを送った人なのです。
        先ほどまでのお喋りは・・・どこへやら・・・。告白しちゃったも等しい場面なので
        照れちゃって・・・なにも喋れません・・・。

 2人目・・ こ・・・この人にも、愛のメッセージカードを送ってしまっているのです。まさか
        もう1回喋るなんて思ってなかったから・・・木枯らし、照れてしまって、ボロボロ。
       なんとか、相手の女性が会話をリードしてくれたので・・話ができました。

 3人目・・ さっき、とても楽しくおしゃべりした人。でも・・人物の印象が薄くて・・好感度カードに
        チェックしなかったのです。でも・・・思い出しました。映画「バベル」がおすすめと
        いう私の話で・・・と~っても盛り上がった人です。しまった・・・。
        私が好印象カードにチェックしなかったのは・・・相手にも分かっているはず・・・。
        でも・・相手は、私にチェックしてくれているのです・・・。申し訳ない気持ちで
        いっぱいです・・・。この人でも・・・良かった・・。

 4人目・・ 中国の方です。美人さんです。私に好印象カードをチェックしてくれていました・・。
       やっぱり・・サクラさんでは・・・なかったのですね・・・。ごめんなさい・・。
       しどろもどろで・・・ボロボロな平社員・・・。

 5人目・・ 会社役員の方・・・。この人も私にチェックしてくれてました・・。でも・・・私は
       チェックしていません。開口一番・・・私が好印象カードにチェックしていなかった
       事をなじられます。巧みに話をそらそうとしても・・・すぐに話をもどされ・・・
       チクチクといじめられます・・・・。4分間の拷問なのです・・・。
       そのとき・・・脳裏にひらめきました。
       「私・・・一度も指名されたことがないのよね・・・」という話し声が聞こえてきた場面を。
       間違いない・・・・あの時の声だ・・・。

6人目・・・アンチアウトドア派の女性・・。お互いにチェックがありません。5人目の女性で
       精神が疲労している平社員・・・。疲れましたね、休みましょうと提案して
       軽い会話だけをします。

 この時、気付きました・・・周りの男性に。 ひと休みしている私と裏腹に・・・まわりの男性は 
 凄い熱弁をふるっています・・・。まるで・・最後の追い込みをかけているように・・・。

 わっ・・・・ここの女性陣・・・あらかた・・みんなカップルになってしまうんじゃないの・・・?
 
 7人目 「あと2人と話すだけですよ、がんばってください!」とワケのわからないことを言って
      やはり、休憩モード

 8人目 「最後の一人です。おつかれでした。あと少しですからねっ」と休憩モード。

 こうして・・・女性の全てとのお話は・・・終わったのです。

 そうして・・・最後・・・最終投票に移ります・・・・。

 いよいよ・・・・結果発表です。成立したカップルの番号が発表されます。

 最初のカップルは・・・私が話した2人目の女性と長身の男性でした。
 次のカップルは・・・・はい、私でした・・・。

 その後は・・・もうカップルの番号がコールされることは・・・ありません。

 「カップルになれなかった男性の方は、すみやかにお帰りください。カップルが成立した
 男性の方は、ロビーで女性をエスコートしてください・・」

 その声にとても敏感に反応して・・・男性達は・・・まるで未練なく・・・素早く姿を消していきます。

 えっと・・・私は・・・・エスコートするんだ・・・。とロビーで待つと・・・先ほど話をしていた
 女性たちが・・退場してきて・・・なんか・視線を感じます・・・。

 わっ・・わっ・・・なんか逃げたい・・・。

 待つことしばらく・・・・ようやく、私とカップルになった女性が姿を現しました・・・・。

 はい・・・それは・・・何人目の方でしょうか?

 ヒントは、たくさん散りばめてあるので・・・簡単だと思われます。   


                                 

 
 
 
 



 私と最初に話した一人目の女性が姿を現しました・・・。

 はい、パーティの途中で「もっとお話しましょう」とメッセージカードを送ってこられたのも
 この女性です。

 私もこの女性に「あとでお食事しませんか?」というメッセージカードを送っていたので・・
 すでにパーティの途中で・・・成立していたようなものなのです。
 
 私にとって、後半のお喋りは・・・ただの消化試合にすぎなかったのです。

 「えっと・・・どうしましょうか・・?」

 なにせ、いきなり・・2時間程度の間の話し声の嵐の中で・・・
 いきなりカップルにさせられた2人なのです・・・。


 「どうしましょう・・・・」

 つい先ほどまで他人だった2人が・・・確かな根拠もなく・・・デートするのです・・。

 「すいません、私、駅に車を置いてきたので・・・・。」と木枯らし・・。

 「あっ、じゃ・・私の車、そこにありますから・・・とりあえず、駅まで送ります。」

 「すいません・・。タクシー代わりにしちゃって」

 「いいんですよ・・・・ちょっと車汚いけど・・・。まさか、こんな事になるなんて思ってなくて・・・」

 彼女もかなり・・戸惑っている様子・・。私も・・そうです・・。

 しばらく、車を走らせると・・・お互い、少し気分が落ち着きました・・・。

 彼女が言います・・・。

 「たしか・・・デートで一番最初に行きたい場所は・・・居酒屋さんって書いてましたっけ?(笑)」

 「あっ・・はい・・・。でも、2人とも車だから・・・居酒屋さんは・・無理ですよね・(笑)」

 「ですよね~(笑)」

 じゃ・・・どこにいきましょうか・・・そんな事を話しながら、時間が過ぎていきます・・・。
 
 すでに夕暮れは、宵闇へと変わりつつありました。

 

 そして・・・ここから・・・先の2人の展開は・・・
 読者の皆様には・・ご遠慮願うことにいたしますのです。

 ひ・み・つ なのですっ。

 

 長くなりましたが・・・・これでお見合いパーティ、潜入レポート、おしまいになります。

 木枯らし平社員の長い話にお付き合い、ありがとうございました。

 なんか・・・よくわからないけど・・・ハッピーエンドなのかしらん・・?


 
by simarisu10 | 2008-04-17 20:32 | 平社員休憩室
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