平社員、酒と外国、その果てに 中国編(中編)
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 木枯らし平社員、酒飲み話。その第二話なのです。


 前回までのあらすじ・・・


 中国に行った時のお話。 蒸留酒に関しては、滅法に強い平社員、予想外の展開で
 中国の役人から、酒飲み勝負を申し込まれます。

 酒に関しては、自信のある平社員・・・もちろん、勝負を受けてしまいます・・。

 しかし・・・そこには、想像とは違う展開が待ち構えていました・・。


 お下劣な話が続くので、18歳未満の方と若い女性は、立ち入り禁止なのです。



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 酒飲み勝負の前に一度、座席に座って一杯やるのです。

 そこで現地の駐在員が、現在の状況を説明してくれます。

 若い役人達は、現地の水産関係社が合法的に仕事を行っているかどうかを
 取り締まる役人達。今回の飲み会は、役人達を接待する飲み会。
 役人達にへそを曲げられると、輸出許可をださない、あれやこれやと因縁をつけてくるので
 会社の経営が成り立たなくなる。そこで月に2回、女性を集めた乱痴気騒ぎをして
 機嫌をとっているとの事。連中は、ここで集めた女性をお持ち帰りして楽しんでいる。
 
 費用が馬鹿にならないので、地元の水産会社が費用を分担しているとの事。今回の主催は、
 私と義兄弟の契りを結んだ兄貴分の主催だとの事。

 なるほど・・・兄貴分は、役人達にお酒をすすめてにこやかに歓談しています。

 くれぐれもこの場で連中の機嫌を損ねることをしてはいけない、兄貴分に迷惑が
 かかる・・・。と説明されます。それから、連中は、酒に関しては、言うほど強くないので
 今回は、問題ないだろうとのこと・・・。

 よ~するに・・・この飲み会は、賄賂みたいなものか・・・。
 私の役目は、兄貴分のために座を盛り上げればいいんだな・・。

 そうこうしているうちに・・先ほどの中国の役人がやってきて、私の前で気勢をあげます。
 どうやら、始まるようです・・・。

 全員の手拍子で中央で向かい合います。 で・・・手渡されたのは・・ビール・・・なのです。

 えっ?白酒(パイチュウ)じゃないの・・・? どうやら・・ビールの早飲み大会のようです・。

 中国のビールは、チンタオビールが一般的。ビールの一本は、さほどでもなく、日本で言う
 小瓶のようなものです。

 ビールは、苦手科目ながらも、早飯、早飲みは、私の得意科目のひとつ。
 特に早飲みは、高校時代にそれが得意な友人からやり方を教わっているのです。
 ちょっと説明しにくいのですが・・・要するに吸引して中の液体を喉に流し込むのです。

 さっ・・・始まるのですっ!

 イー・ア~ル・サン!(中国語の1.2.3)で始まったその早飲みは、木枯らし平社員の
 圧勝で終わったことは、言うまでもありません。

 「日本人に負けた~!!」と何回も中国語で叫びながら役人が席に戻っていきました。
 仲間に慰められているようです・・。

 な~んだ・・・・楽勝・・・。あとは、ビールでも飲んで女の子たちのカラオケでも眺めて
 いましょうとばかり・・酒を飲み出す平社員。役目が終われば気楽なものです。

 ????おや・・・?今度は、なんか・・今度は、違う役人がやってきました・・。

 えっ?なになに・・・今度は、オレと勝負しろ・・?仇討ちにやってきたみたいです・・・。
 はい・・・あっけなく・・返り討ちにしてしまった平社員・・。

 と思うや・・・今度は、一番、体格がどでかい役人がやってきたのです・・・。
 どうやら・・・この役人が・・・ビールの早飲みに関しては、一番、腕がたつのでしょう・・。
 役人側の席がえらく盛り上がっています・・・。

 なるほど・・手強そうだ・・・・。

 イー・ア~ル・サン!!で始まったビールの早飲み・・・。今度は、圧勝とまでもいかなくとも
 またしても・・・木枯らし平社員の方が早く飲み終えたのでした・・。

 中国側・・・完敗の模様なのです・・。

 さぁて・・と仲間の所に戻って・・飲みなおすか・・・腹もダボダボだし・・・。
 お腹の中でビールの炭酸が気化しはじめたのか・・お腹は、ふくらみ冷たくなってきて・・
 ゲップが出ること、出ること・・・。

 などと思っていると・・・・。

 女の子たちが・・・私の周りに集まってきたかと思うと・・・私の服を脱がせにかかりました・・。

 女の子達が、一人の女の子を指さします・・。見ると・・・そこには・・私が別の店で
 裸踊りをしていた時に同席していた女の子でした。

 おおかた、あの日本人は、裸踊りするから、服をぬがせなさいとでも言ったに違いありません。

 うううっ・・私の裸踊りは、営業手段の一つで見世物では、ないのです。
 
 しかし、ここで拒絶して座をしらけさすのも不粋と判断した平社員。意を決して、
 裸踊りを披露することにしました。兄貴分のためにも・・文字どうり一肌脱いであげるのですっ!

 当時、中国でも流行っていたパラパラの音楽がかかります。そして、私は、全裸で裸踊りを
 始めたのです。

 裸おどりと言っても・・・どじょうすくいのようなものではなく、巧みに股間を隠しながらの
 テンポの速いダンスなのです。大学生時代、ディスコが流行っていたこともあり、
 クーラーもない狭い夏の下宿。音楽をかけるため、窓を閉めなければいけません。
 暑いので全裸で扇風機を回しながらダンスの練習をしていたのです。
 それでも、全身汗だくになるため、バスタオルを首にかけながらの練習でした。
 その時、股間を隠してダンスする、この得意技を会得?したのです。

 私が裸踊りをはじめると、座はもりあがり、半裸でダンスに参加してきた何人かの
 中国人の人もいたのです。

 拍手に迎えられてダンスが終わったとき・・・私は、ある異変にきづきました・・。

 そう・・・急激に酔いが回り始めたのです・・。いままで飲んでいたパイチュウと先ほど
 飲んだビールのアルコールが一気に私を襲い始めたのです・・。

 まずいな・・。 

 そう・・・それは・・・とても、まずい事になっていくのでした・・・。

        
                                           (続く)
                          
by simarisu10 | 2008-03-23 19:44 | 平社員営業フロア
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