イカゲソせんべい誕生秘話
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 ピナ課長、今回は、イカゲソせんべいのお話です。
 えびせんべいでは、ないんですよ。

 一時、海老せんべいを食べまくっていた時期・・私は、これは!という海老せんべいに
 出会いました。

 かなん堂さんなのです。

 
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 はっきり言うと・・ここより美味しい海老せんべいは、存在します。
 しかし、この値段で・・この味は・・他を思いつかないのです。
 
 木枯らしのイチオシです。

 実を言うと・・人間社会にいた時、海老を売るかたわら、ここのおせんべいを売って
 いたのです。(それほど、惚れ込んだ?)

 さて、ここのヒット商品のひとつにイカの七味揚があります。

 
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 これ・・木枯らしのお気に入りなのです。ビールのアテになかなかどうして・・。
 
 子供のお菓子ではなく、まさに大人のお菓子。その素材を生かした味は、拍手ものなのです。
 ちなみに・・少し湿けらせてから食べるのが美味しく食べるコツです。

 パリパリの状態で食べても・・さほど、美味しくないのです。

 さて・・このおせんべいを作った、かなん堂の会長さんにお話を聞くことが出来ましたので
 その時のお話を・・。







 かなん堂の会長様と一緒に車に乗っていた時のお話です。
 いかの七味揚 の話になったのです。

 「いや・・木枯らしさん・・。今じゃ、イカゲソのせんべいなんて、全国、どこに行っても
 あるが・・。少なくともこのあたりでイカゲソのせんべいを作ったのは・・ウチが最初かと
 思う・・。もう20年以上も前の話かな・・・」

 かなん堂の会長様は、とてもおだやかな性格で勉強熱心。職人肌というより学者肌の
 ような感じなのです。作るおせんべいに人柄が表れているようだ・・といつも密かに
 思っている事は、ナイショ。

 「昔、ウチは、イカ焼きを作っていたんだ・・。イカをそのまま、回転式の焼き機で
 プレスして焼くだけのものなんだが・・。しかし、回転式なので焼成時間が一定。
 それに対して、原料のイカには、サイズの大小がある。そうするとイカ焼きが
 思うように均一に焼きあがらない・・。

 大きいイカだと・・どうしても水分が残り、生焼きになってしまう。そういった製品は、
 腐りやすいので製品にならない。そこでそのようなイカを取り除いて、分けていたんだ。

 ところが・・そういうイカは、水分が多いものだから・・・すぐにカビてしまったんだよ。

 そのまま捨てるのもなにかと思ったんだ・・。そこで家で食べる事にしてみようかと・・。
 で・・考えたんだけど・・フライにしてしまえば、カビが生えていても問題なく食べれるん
 じゃないかと思いフライにしてみたんだ・・。ところが・・これが・・・いけたんだね。
 それで製品にしてみようと考えたんだ。

 これが、売れてね~。かなり売れた。でも、近隣の同業者が真似をはじめて・・。
 今じゃ・・どこでもやっているけど・・。

 しかし・・こういったパイオニア精神でもって、新しい事をやっていかないと、いつかは
 取り残されてしまう。だから、常に新しいことを考えているんだよ・・。」

 なるほど・・・そんな事があったのですね・・。

 海老せんべいの世界に飛び込んで・・もう4年になるでしょうか・・。
 最初は、全く海老せんべいが分からなかった木枯らしですが、いつのまにか
 こんな話が聞けるまでになっていました・・。

 スーパーで海老せんべいを口にしたのがきっかけで、海老せんべいの世界に
 飛び込んでみようと決心。今では、海老せんべいを語らせると海老業界では、人後に
 落ちません。やはり、人間、信念と行動があれば、世界は変わるもの・・。
 
 海老せんべいの世界に飛び込んでから今にいたるまで・・私に海老せんべいの知識を
 詰め込んでくれた、せんべい工場の工場長・・。海老せんべいの美味しさを
 とくとくと語ってくれた、せんべい会社の社長。製品の販売と管理、開発の難しさを
 教えてくれた、製菓会社の方々・・・。

 いろんな人との出会いが、いつのまにか私を育てていてくれたのですね・・。

 もっと、もっといろんな人と出会い、いろんな人が生きている事を形に残していきたい。
 まだまだ、青臭さがいっぱいな木枯らしなのですっ。
by simarisu10 | 2007-06-19 09:33 | 平社員営業フロア
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