赤海老エイト3周年記念 木枯らし平社員と不思議な図書館(中編)

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 前回までのあらすじ

 受験勉強と好きな女の子のことで眠れずにいた高校三年生時代の木枯らし平社員。

 ある明け方・・なにをとち狂ったのか・・妙な空間に飛ばされてしまうのです。

 不思議な建物の扉状のものに近づいたその時・・木枯らし平社員は・・・
 
 脳の中にイメージの奔流を流されてしまうのです・・。


 
 木枯らし平社員と不思議な図書館(中編)


 イメージ、イメージ、イメージ・・・・。それは、すざまじい速さで・・強制的に木枯らしの脳の
 中に送り込まれてきたのです。

 イメージというと脳の中に浮かぶ映像的なものをイメージしますが・・それは、もっと簡素化
 された・・映像にもならないイメージの奔流だったのです。
 すなわち・・それを視覚的なものにするなら脳の中で視覚的なものに変換しなければ
 ならなかったのです。

 食べるというイメージ・・・視覚的にたよらないでイメージしてください・・。そう・・そんなイメージ
 だったのです。コンピュータで言えばhtml形式ではなく、text形式なような・・・。
 原始的なイメージが奔流したのです。

 それは・・イメージの朗読のようなものでした。非常に無機的・・そして・・恐ろしいまでに
 早い伝達速度でイメージを流し込んでくるのです。

 イメージの朗読・・相手が受け止める、受け止めないに関わらず・・朗々とした調子で
 一方的に絵にならないイメージをかなりの速さで流してきたのです・・。


 そして・・・そのイメージの内容とは・・・原始からの生命誕生のイメージであったのです・・。

 後になって考えるのですが・・・木枯らしは図書館に対し「生きるとはなにか?」という
 イメージの問いかけをしたのではないかと思うのです。

 図書館は、そのイメージに対し、無機的にイメージとして応えた・・・そんな感じ・・・。

 図書館の見せてくれたイメージは、地球の生命の歴史だったのです。朗読するような
 言葉にならないイメージで・・。

 生命の発祥・・そして、やがては恐竜の時代へ・・・。
 イメージ・・・映像的なイメージは、ありません・・。ただ・・そういうイメージであったのです。

 あまりにも強引に垂れ流される高速なイメージ・・・耐え切れず、全身が収縮しました。

 えっ?全身が収縮した?その時、自分の手の感覚をはっきり感じました・・。

 これ・・・夢じゃないんだ・・・・と・・いうことは・・。

 そう・・目を開いてみたのです・・。 




 





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目を開くと・・・自分の部屋にいました・・・。というと・・今のは・・なんなんだ?

 そして・・もう一度、目を閉じると・・・イメージの奔流の続きが始まりました・・。

 ま・・・待てよ・・・私は、もう一度、目を開き・・・そして今度は起き上がり窓の外を
 眺めました。

 すっかり、夜が明け、燦々と朝の光に支配された家々が見渡せました・・・。

 別に・・世の中の終わりでもない・・・いつもと変わらない日常の風景・・・。

 そして・・・それは、間違いないものだったのです・・。

 と・・・いうことは・・あの布団に戻り、目を閉じると・・またもや・・・あのイメージの奔流が
 始まるのか・・?

 陽が完全に空に昇ると・・さっきのイメージの奔流が消えてなくなりそう・・そんな感じがしました


 もう一度、!寝るのです!なにか変が起こっているのですっ!

 布団に戻り、目を閉じると・・やはり・・イメージ奔流が始まりました。
 でも・・恐竜時代のイメージが長すぎたのです。人間が出現するまで随分、かかりそうでした。
 そして・・・恐竜時代を拒否するイメージを思い浮かべたのではないかと思います・・。

 そして・・・・。

 随分・・話が長くなりました。後の話は・・後編に持ち越すことに・・・・



 後編に続く・・・


 
by simarisu10 | 2007-06-08 20:43 | 平社員休憩室
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