今夜は脱線でも・・・若き日の木枯し平社員の話その2
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 こんわんわんっ・・。昨夜は・・酔って・・山話を書いてしましました・・。

 う~ん・・・酔っ払うと・・・我ながら・・・ロクな事をしませんです・・。

 しかし・・・中途半端に終わらせるのもなんですので・・今から、ワインでもあおって
 テンションを上げて続きを書いてみるのですっ。

 ここまでのあらすじ・・・

 仲間とキャンプに行った若き日の木枯し平社員・・。寝ている仲間を尻目に
 近くの山へと単独山行をするのですが・・・・。

 東京都の奥多摩でも登山初心者向けとされている山。山岳部の木枯しには、往復5時間も
 あればわけなく往復できるとふんでいたのです・・。
  
 早速、山にとりかかるものの・・登山道の入り口が見つからないのです・・。
 しかたない・・この山には、車も通れる車道もあります。車道を駆け足気味で登れば・・
 さして計画に変わりないものと思われました。

 いざ!出発なのですっ。眺めの良い景色が続きます。稀に車が通るのが・・いつもと勝手が
 違いますが・・。ところが・・いつもの登山道を使って登るのとわけが違います・・。
 どんなに駆け足で登っても、高度が稼げないのです・・・。車やバイクにも急な山道に
 見える、この道も・・登山道に比べれば・・木枯しにとっては、平坦な道としか感じません。

 やばい・・。高度が稼げないので・・予定時間になっても・・山頂に着けないのです・・。
 諦めて帰るにも・・・山頂は、すぐそこ・・。
 よし・・山頂からは、登山道に入れるはず・・帰りをカモシカダッシュかけてかえるのです。
 カモシカダッシュとは、半分ジャンプをかけながら、かなりの勢いで山を下る技なのです。

 予定時間を20分以上遅れて山頂についた木枯し・・。山頂でゆっくり紅茶を沸かして
 タバコを一服つけて帰る予定(→まだ高校生)でしたが、山頂にたどりつくないやな
 下山ルートを捜します。

 なるほど・・登山道が見つからなかったはずだ・・車道の向こうがわの斜面に登山道は
 あったのです・・・。

 時間がありません・・・仲間は、12時には、キャンプを引き払う予定。残り1時間で下山を
 しなければ・・・。

 登山道を見つけ・・・道に踏み込んだものの・・・。そこは・・ひどい道でした・・です。
 
 車道がついているので、みんな車で登頂するので・・登山者には、興味のない山と化して
 いるらしく・・。最近、使用された形跡がないのです。早い話が・・獣道(けものみち)状態
 なのです・・。こんな登山道は・・木枯しも何度も経験があるのですが・・・
 その時、はっきり・・嫌な予感を感じたのです・・・。しかし、時間がありません。
 帰り道を急ぐのですっ!






 どこまで・・詳しく書けるのか・・・自信がありませんが・・とりあえず・・書いてみるのです。

 獣道状態の登山道・・・生い茂る草をかけわけ・・垂れ下がる木の枝をかけわけ、
 木枯しは、道を進みます。こりゃ・・マダニがいそうだな・・・。
 
 (マダニは、山などによくいる動物に寄生するダニで人の皮膚に潜り込み、うごめくホクロと
 なるダニの事です。)

 山には・・平地部では、予想だにしない危険がいっぱい・・。

 そんな事を考えながら・・登山道を突き進む木枯し・・。茂みのせいで前が見えません。
 アルプスの山頂ともなれば・・地を這う高山植物だけで岩が一面に広がる世界なのですが・・
 800メートルクラスの山では・・山頂付近でも背の高い雑草が生い茂ります。

 そんな時、急に目の前が開けました・・。おっ・・明るい・・。と思ったその時、木枯しは・・
 とんでもない光景を目にするのでした・・。

 数日前・・台風が関東地方を急襲したのです・・。そして・・山では・・よくある話なのですが・・。
 その山では・・鉄砲水が起こっていたのでした。

 そういや・・車道を通っていたとき・・かなり大きな鉄砲水の跡を見たな・・。

 そして・・はっきり脳裏にその情景が浮かび上がりました。

 そうだ・・鉄砲水の跡が蛇行する道を削り取っていた・・。そして・・下の方には・・
 かなり・・大きな崖が出来ていた・・。

 あのときの道は・・この登山道だったのか・・・。通常、山には、行き先ごとに複数の登山道が
 あるのは、珍しくないこと。そして・・登山道の他、木の伐採用の道や地元の人が使う道も
 あるので・・削り取られた山の斜面で寸断されていた道が登山道である事に気づかなかった
 のです・・。木枯しは・・登山道が車道の反対側と思い込んでおりましたので・。

 木枯しの目の前には・・幅30メートルもあろかという鉄砲水の跡。

 えぐり取られた山の斜面には、木が根をみせて転がっていたり・・大きな岩がゴロゴロ
 しています。そして・・草を脱ぎ捨てた・・黄色の土・・。

 後戻りするなら・・またまた山頂に戻り、車道を使わねばいけません。大きな時間のロス。
 しかし、進むには、この鉄砲水の跡を乗り越えなければいけませんし・・乗り越えたとしても
 下方の道も・・何箇所か分断されているので、何度か乗り越えをはかる必要があります。

 急がねば・・。木枯しには・・ある馬鹿な考えが浮かびました。

 そうだ・・・まず乗り越えてみよう・・駄目だったら・・この鉄砲水の跡を滑落技術で
 滑落しよう・・・。

 登山者がピッケルという鎌のような刃のついた棒を持っている図を見られたことがあると
 思います。あれは、氷を砕くためのものなどと間違ったイメージがあるのですが・・。
 本当は、雪山で斜面を転落したとき、滑落を防止したりする道具です。
 そして上級の応用技術として・ピッケルを用い、雪の斜面をコントロールを入れながら
 滑る事も出来るのです。

 普段、訓練しているしな・・・最悪、やってみようか・・。とんでもない時間の節約になるぞ・・。
 ピッケルは、手元にないもの・・かなり丈夫な木の枝があれば、代用できる事も知って
 いました。

 そこで周りを捜すと・・かなり脆弱ですが・・使えそうな木の枝が・・。

 まず・・・これを杖代わり兼、滑落防止のピッケルがわりにしてと・・。
 最終手段としてこの木の枝を使って滑落してみよう・・・。
 
 よしっ!行くのです・・・。あとになって考えれば・・馬鹿な判断でした・・。時間に
 焦っていた為、判断ミスを誘ってしまったようでした・・・。


 おや・・・話が長くなってしまいました・・。続きは、次回にいたしましょう・・・。

 
 
by simarisu10 | 2007-03-21 22:15 | 平社員休憩室
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