ノロウィルスとO-157と平社員と・・・その3
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平社員に爪を切られて・・・ほっとして・・文字どうり羽根をのばしてくつろいでおられる
 ネル次長でございます。

 毎回、毎回、爪切り行事は、エイト社あげての大騒動。

 特に部長が・・爪切りが大の苦手なので・・・。苦労しますです・・。


 
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 今日の晩御飯は、カキとガーリックをオリーブ油でソテーしたもの。
 味付けは、日本酒、塩、コショウ・・です・・。白髪ネギを添えると・・・

 これ・・カキの酒蒸し・・・になってしまいました。エイト社、カキの消費に貢献すべく
 なるべくメニューに取り入れるのですっ!

 さて・・今晩のお話は・・

 「ノロウィルスとO-157と平社員と・・・その3」
 
 木枯し平社員とO-157事件のお話なのですっ。





 前回までのあらすじ・・・

 木枯しの身近で発生したO-157による児童集団食中毒事件。死者が発生した
 そのタイミングで・・木枯し平社員の大量の冷凍赤えび(甘えび)の通関が切れようと
 していた・・。


 O-157事件は、全国的に予想外のスピードで浸透。最初、新聞の片隅で堺市で
 集団食中毒事件発生の記事が出ただけであったが・・数日のうちに連日、新聞の
 トップを飾る事になった。

 時を同じくして、スーパー、居酒屋・・あらゆる所から・・食中毒の危険性のある
 生食用の食材が姿を消していった・・・。

 当然、それは、生食海老担当の木枯し平社員の身にも影響を及ぼす事となった・・。

 マーケットの相場により巨額の利益をもたらすはずの冷凍赤えびであったが
 通関が切れる頃には・・・関西では・・ほとんど需要がなくなっていた・・。
 もちろん、連日のO-157騒動を受けての事である。

 そのため、折角、通関が切れても受け手が見つからず・・販売に難儀をする平社員。
 それでも、O-157の影響の少ない、関東以北に売りさばき、そこそこの利益をだした・・。

 しかし・・それも数日の事であった。全国のあちこちで発生しはじめたO-157事件に
 より、関東以北でも生食の需要が急減したのであった。

 そんなとき・・・木枯し平社員の受けた冷凍赤えびは、週に1本づつのコンテナでの通関が
 切れていたのである。溜まる・・在庫。下落を始める赤えび相場。
 高値のヒートを見せていた赤えび相場は、坂を転がるように転落していった・・。

 巨額な利益が見込める冷凍赤えびは・・いつしか・・損しか出せない、お困り在庫と
 なりさがってしまった。

 それより、深刻だったのは・・注文が・・まるでなくなってしまった事だった・・。
 会社に行っても、注文は・・まったく来ない。売り込んでも・・需要がないと言われ・・。
 これから、どんどん来るコンテナの事を思うと・・いたたまれず・・会社を抜け出しては
 近くの公園でタバコを吸う木枯しであった・・・。

 「O-157と・・赤えびは・・・どう考えても関係ないよなぁ・・・。」と思いながら・・。

 O-157事件は、やがてカイワレ大根疑惑へと変わり・・収まりをみせるどころか・・
 どんどん・・過熱していくのであった・・・。

 木枯しは、僅かに来る注文に自分の在庫を差し置き、商売仲間が大損している荷物を
 買い叩き、その目を疑うような安さの品物で利益を出し・・その利益をもとに
 自分の在庫を大損して捌き・・・損を補填しながらの売りを立てた・・。
 血で血を洗う・・・そんな言葉が心をよぎった・・。

 そんな時の夜の帰り道・・道をとぼとぼと歩く平社員・・。自分の持っている赤えびが
 どの程度に量になるかを考えていた・・・。団地の建物の中の一つで足をとめ・・目測で
 図ってみた・・・。私の持っている在庫は・・平均的な団地の4階部分にまで相当するだけの
 量があるようだった・・・・。

 その夜・・夢の中で寝ている自分に空から団地くらいの冷凍赤えびが降ってきて
 その中で身動きできないで、うんうん唸る夢を見た・・・・。

                     
                             (続く・・・・)
by simarisu10 | 2006-12-24 22:05 | 平社員営業フロア
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