く・・くるしまぎれの車えび
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 部長・・・本日もご発声、ありがとうございます。
   (あとで・・チーズ差し上げますね・・ヒソヒソ)


 さてさて・・・本日の海老は・・・車海老なのですっ。


 
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 日本で冷凍の車えびを使用するのは、東京と名古屋なのですっ。

 東京が大型の車えびを使用するのに対し、名古屋は、大から小までの車えびを
 使用します・・・。

 名古屋の名物が海老フリャーなのは・・・実を言うと、この車えびが名古屋の海老フリャー
 の原因だとする説があるのですっ。

 






 



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 ↑車海老をちょっと・・塩焼きにしてみました。

  う~ん・・・もちょっと・・塩をきつく乗せてもよかったかな・・・・。

 さて名古屋名物、海老フライと車海老の関係なのですが・・・・・。


 今でも・・結構、漁獲されるのですが・・・三河湾は、天然の車えびの産地であったのです。

 しかし・・車えびは、漁獲後の変色、黒変がとても早い海老なのです。
 (※変色:縞目が薄くなる。 黒変:頭部や尾部などが酸化によるメラニン生成で真っ黒になる) 
 このため、車海老は、高級な海老ながらも・・・死んでしまったものは・・価値が半減、
 または、それ以下になってしまいます。

 そこで鮮度落ちの車えびは三河湾から最寄の一大消費地の名古屋に出荷されたとの事。
 もともと、車えびは、おいしい海老。変色や黒変をおこしても味が著しく変わるわけでは
 ありません。つまり、おいしい海老が安く手に入るのですが・・・・。

 焼き物やてんぷらにするには、縞目が薄くなって見た目を重要視する和食に使えません。
 また、黒変など・・鮮度落ちとされるので・・・もっての他。
 (美味しい海老ほど、黒変が早いので・・車えびの場合は・・程度が軽ければ気にする
 必要はないのですが・・・美味しくなさそうに見えますので・・)

 そこで、料理方法として定番化されたのが・・・海老フライなのです。

 海老フライなら、車えびの縞目や黒変は、気になりません。美味しい海老なので
 フライにしても美味しくいただけます。そして・・なにより、割安に買えるのです。

 これが海老フリャー文化のはじまりと・・・・木枯しも聞いた話しなので真偽の程は
 わかりませんが・・・。

 今でも、この名残で名古屋は、他の地方に比べ、冷凍車えびの消費量が桁二つくらい
 多いのです。現在、冷凍海老が海老のシェアのほとんどを占める今、名古屋でも
 車えびの使用量は減ったもの、海老フライの文化は、そのまま形を残し、
 養殖のブラックタイガーなどの海老フライで現在まで受け継がれているみたいです。

 巨大な海老フライは、名古屋の百貨店やレストランなどで簡単に目にすることができます。
 また、この傾向は、名古屋だけにとどまらず、東海地方での傾向でもあります・・。


 あっ・・・夜も更けてまいりました・・・。部長~、次長~、課長~そろそろお休みしますよぉ~
 

 

 

 

 
by simarisu10 | 2006-09-08 23:33 | 海老の倉庫
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