酒と煙草と友情と・・・(第1話)
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  次長~~~っ・・なんか、出向先から帰って以来、平社員から離れようとしません・・。
  足の上に乗っかって、居眠りをされております・・。

  大丈夫ですっ・・当分、長期出張はしませんから・・・・。これも人間社会から
  お二方、管理職の食事代をかすめとってくる為なのです。辛抱してくださいまし・・。

  本日は・・・酒と煙草と友情と・・・という、お話なのですっ。

  中国レポート 第3弾なのですっ。






  
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木枯らし平社員、中国出張中の事です。海老の工場の中で 長い検品を終え、
身体が冷たくなりました。

  少し、工場の外に出てみました。すると外は、すっかり夕焼けの気配・・。

  私は、中国の彼方まで見える地平線に向かってラジオ体操をしていました。
  
  もちろん、変な外人に見られる事などお構いなしです。
 
  ラジオ体操を終えて、工場に向かうと・・工場の屋上の安っぽい建物から、私に向かって
  「ハロ~~」と手を振る、中国の人が・・・・。

  あああっ・・・きっと、変な外人がいると思って、手を振って来れているんだな・・・。
  私も手を振り返しました。

  しばらくして・・そばにいた私の勤める会社の中国現地法人の社長が・・
  この工場の2階の建物はなんだろうなと言いながら、先程の中国人のいた建物に
  向かいました・・・。

  2階に上がった現地法人の社長の声で「プ~さん!」という声が聞こえました。

  私の脳裏に一瞬にして・・ある光景が浮かびました・・・。

  あ~~~っ、プ~さんだ~~~っ!

  さっき、私に手を振ってくれていたのは・・・・プ~さんだったのです。
 
  建物から出てきたプーさん。

  「コンムゥ~~!」(私の中国での呼び名)  私たちは、固い握手を交わしました。
  
  プ~さん、で・・なんで・・こんなところに・・いるの?

  現地法人の社長も不思議に思って聞いてくれました・・・。

  「木枯らしさん・・・プ~さん・・・この工場のオーナーだって・・・だから、あの建物は
  プ~さんの事務所・・・」

  「え~~~っ、プ~さん、この工場のオーナーなの?!」

  この工場・・結構、大規模な工場なのです・・。

  ということは・・・私より・・年の若い・・プ~さん・・金持ちなんじゃない?それも・・結構な・・。

  私も現地法人の社長も・・この時、初めてプ~さんの正体を知ったのです。

  プ~さんとの出会いは、飲み会でした。中国では、商売の中で、人間関係に非常に重きを
  置きます。同業の違う会社の社長が何名も集まって飲み会を開くのは日常茶飯事です。

  こういう関係は日本では・・少し考えられません。同業社の社長が何人も集まって
  親しく飲み交わすのですから・・・。下手をするとケンカになりかねません。
  しかし、これは、ある意味カルテルの様な企業連合体が人間関係を主軸に
  形成されているとも考えられます。

  私も、この企業連合体様の飲み会に現地法人の社長の顔で参加することが出来ました。
 
  この飲み会の席で、中国独特の白酒(パイチュウ)の嵐の中で知り合ったのが
  プ~さんで、私と良い勝負をして、二人で抱き合って盛り上がったらしい事を
  覚えています。(→相当、酔っていた)

  結局、あの席にいたので・・どこかの会社の社長であろうとは・・思っていたのですが
  まさか・・・私の海老を作っている工場(貸し工場)のオーナーだとは・・・。
  
  私の肩を抱いて

  「We are friends!」と言っているプ~さん・・。

  あの・・私・・・しがない・・日本のサラリーマンなのですけど・・(笑)

  プ~さんと飲んだのは、もう一年近くも前です。良く、私、コンムゥの事を
  覚えてくれていました。
 
  中国では・・人間関係に重きが置かれ・・それは、全ての利害関係を越えるほど
  強い事も知っている木枯らしです・・・。

  木枯らしが、それを垣間見ることになったのは・・・酒と煙草が始まりでした・・。
  
  (第2話に続く・・・)
by simarisu10 | 2006-01-17 21:20 | 平社員営業フロア
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