平社員、最後?の事件  その1
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 最後の事件などといっても たいしたことのない事件です。

 木枯らし平社員・・・大小とりまぜ、いろいろ事件に巻き込まれるのです。ただ、大抵、そういった情報は
 表に出せません。

 この最後の事件も・・・相当前の事です。当事者に迷惑をかけるのは、本意でないのでフェイクを混ぜて
 話します。

 ある時、銀行の紹介で大手外食チェーンと引き合わされ商談をしたのです。反応は、上々。
 商売につながるかと思いきや、連絡さえつかなくなります。

 銀行がらみだから、商談を1回しただけのタイプです。 いや、商売する気がないのなら、最初から
 断ってくれたらいいのです。結局、お互い、時間を無駄にするだけです。

 むしろ、会ってみてダメと思えば はっきり、正面切って断ってくれる人の方が、タイプなのです。

 さて・・・それから、数年後の事です。

 取引先のA社から、連絡が来て、海老の大量加工に取り組んでほしいとの依頼がきました。

 ところが、その時、今回の最後の事件どころではない、大事件が発生しており、さすがにそんな余裕が
 なかったのです。

 じつは、その時の大事件は・・・それを盛って盛ってデフォルメしたら、ちょっとしたドラマになるくらいの
 事件でした。登場人物も占い師、2ちゃんネラー、有名食品会社の893、新聞の販売店、とおよそ
 通常の事件とは、違うものだったので面白い話なのです。
 
 ただ、その時は、無我夢中で事件の収束をはかっていたので・・・それどころじゃなかったのです。

 その事件も終わり、すでに身も心もボロボロになってきたとき、また、A社から、海老の大量加工の案件が・・。

 えっ?あれ、終わってなかったの? と思いました。というのも・・・依頼してきた、A社の担当者、海老業界では
 名が知られた人ですから・・・・。その人が、解決できないでいる・・・?

 記憶が定かでないのですが、確か・・・2回目も情報の提供はするけど・・・・受けれないと断ったと覚えてます。

 大事件のあとで・・・ネガティブ回路全開、人を見たら、厄介ごとを持ってくるやつだと思え・・ってなものです。

 メァリィー社長と温泉にでも行って、毎日、大酒を飲んで ヤニのように脳裏にこびりついた嫌な思い出を
 洗い流した頃。かなり、元気になっていました。

 その時、また、A社の担当から 依頼が来たのです。 そこで・事情を聴いて、びっくり。

 大手外食チェーンが、海老フライフェアを開催するのですが・・・現地(外国)の工場で問題が発生し、
 生産が止まってしまった。生産再開まで時間が、かかる。

 フェアを取り消そうにも・・・・・フェアは、すでに目前で 中止は、不可能。もし、中止したらその会社の株価にまで
 影響もでかねない。海老以外の準備は、すべて整っているとのこと。

 フェアは、すでに目前でした・・・。なんで・・もっと早くいわないのです?と言いかけて・・・・ああっ、断り続けていた
 のは、自分だと気づきました。

 で・・・・その大手外食チェーンって?山盛り海老フライフェアって?と聞いたら・・・・私が、銀行の紹介で
 引き合わされた会社でした・・・。しかも、担当者が・・・・私と商談した人なのです。

 それを聞いて、嫌な気持ちになり、この仕事受けなきゃいけない?といったら、”ぜひともお願いします”とのこと。

 言ってから後悔しました。私に依頼しているA社の担当には、なんの罪もないのです。

 ビジネスの話に移ると・・・・私の想定以上の数量です。すなわち、フェアが、始まる前と始まってからも
 エビを加工しつづけ、フェア期間中の欠品を回避する作戦です。

 なかなかの数量なので・・・他に参加している海老屋の名前を聞くと・・・おやおや、これも海老屋の有名人。
 むしろ、力量なら、このなかで私が、もっとも劣るのです。

 面倒なので、A社の担当をA氏とします。他にB氏とC氏が、この作戦をすでに遂行中。

 A氏は、いうなれば指揮官。 そのメンツが、いるのに・・・・なんで平社員が参加する必要があるんです?

 と聞いたら・・・・”いや・・・あの2人には・・・できないことがあるんです。それを木枯らしさんに受け持って
 もらいたい”とのこと。

 作戦の概要を聞き、なっとくしました。私の受け持つパートは、一番数量が少ないものの、迅速に動かなくては
 ならず、全体の生産量の”ムラ”をなくすことなのです。

 A氏・・・作戦の指揮官。

 B氏・・・・トラブルが発生し、生産が止まっている現地工場の再稼働。及び、他国工場からの供給を目指す。
 
 C氏・・・国内で使えそうな海老を物色、水面下で大量買い付け。
     (最終顧客の競合社に情報がばれるといろんな意味で厄介。また、競合社と取引関係のある
      会社から、買い付けする場合、邪魔が入る可能性もあります。)

 木枯らし・・・B氏が見事に工場を再稼働させるまで、つなぎとして国内加工業者に依頼し、早急に
        海老フライの加工を行う。

 
 私の仕事は、序盤戦の戦いとなります。C氏が買い付ける原料をフェアの開始までにいかに間に合わせるかです。
 一番、パワーのあるB氏ラインが、復活さえしてしまえば、お役目、ごめん。

 ただ、B氏の仕事は、コンテナ単位で商品を作って持ってくるので・・・コンテナが、来て、次のコンテナが、来るまで
 商品が、無くなりそうな場合、木枯らしのパートが、補助に入ります。


 たしかに・・・・木枯らし、国内の海老加工業者とつながりは、あるものの・・・・数量と残された時間からみて
 1社だけでは・・・・無理。結論から言うと6社をターゲットにします。

 木枯らしの担当パート、作戦開始です。

 私が、選んだ舞台は、四国でした。  (続く)
  


 

 
 
 

 
by simarisu10 | 2016-03-06 22:23 | 海老の倉庫
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