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ガ~ン!
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皆様、お久しぶりですっ。フェイスブックのコメント欄での投稿で そうそうブログを復活させるんだったと
思い出し、重い腰をあげた木枯らし平社員です。

休止中は、本当にいろんなことが起こりました。

時効と思われるような事から・・・・まずいことがあるやもしれないので・・・フェイクを入れてます。

ある日のことです・・・・メァリィー社長(相方)が、夕食のあとに
「私、ガンだから・・・。どうする? 私と一緒に居る?別れる?」とか言い出すではないですか・・・。

?????な私は、それが別れる理由にすらなっていないので、逆にガンを理由に私と別れたがっている
のかといぶかしんだ程でした。

話を聞くと、これまた、単純な話で、健康診断の結果、ガンらしきものが見つかり、精密検査の結果
やはり、ガンで要手術との事。
胃ガンでした。

私が好きな著書に ドクトルまんぼう航海記 があります。その本だったと思うのですが、著者の北 杜夫氏
は、こう言っています。

ガン程、治すのが簡単な病気はない。 風邪だと3日3晩 熱をだして苦しまなければいけないが、ガンは、手術で1時間もあれば、治る・・と。

なので・・・私は、手術すりゃ、いいじゃんってなもので気楽なものです。健康診断で見つかったということは、
1年以内のガン。いわゆる、早期発見でめでたいくらいです。

社長は、私に極秘で事をすすめていたので 入院日から手術日程まですべて決まっていたおりました。

なにかできることは?と聞いたら、病院に本人と荷物を届ける事くらいなものでした。入院は、2日後だか3日後。

手術は、入院日の翌日だったと記憶しています。 

で・・・・事件は、手術の前日から、始まります。手術の同意書のサインしないといけないので家族の承認がいるのです。当然、私は、同席しなければいけません。

さて・・・事前の話では、患部を切りとり、縫合することで胃の大部分が残るという話だったのですが・・・。

以下、病院にて かなり要約します。

(偉い?先生) 「胃の大部分を取り除きます。患部がやっかいな場所にあります。」
(メァリィ社長) 「事前に聞いた話と違います。」
(若い先生)  「患部だけを取り除く方式では、転移の可能性があります。それに患部だけを除去すると
          言ってもかなりの範囲なので 大部分取り除くのとかわりないのです。
          それなら、転移の可能性がゼロになる、大部分の切除が、理にかなっています。」
(メァリィ社長) 「あなたの意見は?」と私に振られます。
(木枯らし)   「いや、医師が、そういうなら。そうなんだろう。全摘出で」
(メァリィ社長) 「そうなの?(怒)」
(木枯らし)   「いや、そこまで嫌なら・・・やめるか?」
(メァリィ社長) 「いったい、どっちなの!)

いや、どっちだと言いたいのは・・・・こちらの方です。その後、社長は、ほとんど黙秘をつづけ、かなり長時間
の医師の説得にも首を縦に振らず・・・一度、病室に戻って、社長の思考タイムに入ることになります。

病室に戻ってからの社長は、私に怒りをぶつけてきます。そこで、私は、一計を考えます。あの、若い先生
は、説得しやすそうだし、逆にメァリィ社長をうまく説得してくれそうだ・・と。

そこで病室に 若い先生に来てもらい、交渉することに・・。転移の可能性がゼロでなくてもいいから部分切除
にしてもらえないかと・・・。ところが、上の決定は、絶対で覆せないとのこと。そこで早期発見ガンなのに
なぜ、全摘出になるのかを聞くと、転移が起こってしまうと、次は、致命的な症状になる。それを考えると
全摘出で転移の可能性をゼロにしたほうが良い。

ところが、話を聞いていくうちに、私は、妙な感じがしました。商売がら、相手の話の矛盾や口調、態度から
本心を探っていく能力があります。私の出した結論は、この若い先生も全摘出手術は、しなくてよい
と考えている。そこまで必要ないと・・。

メァリィ社長は、実は、医療関係者です。専門用語や難しそうな話は・・・理解できるのです。
しかし・・・わからないふりをして、相手にゆさぶりをかけています。おかげで私は、話の全容がだんだん
見えてきました。さらに、この若い先生には・・・条件さえそろえば、社長を実験台にしたいと思っているの
では・・・と。

ということは・・・・・・条件を揃えてあげれば、いいのです。

結局、結論は、出ず。若い先生もあきれて帰って行きました。

その後、社長に私の意見を述べると、社長も同じ事を感じたとのこと。

この日、私は、一度、ナイン社に戻り・・・・酒を飲みつつ、考えをまとめます。一番、妥当な部分摘出で
押そう。と・・・・。

メァリィ社長の携帯に電話すると・・・・・意外にも上機嫌。明日の手術の前に病院に行くことを伝えると
こなくていいとのこと。あとは、自分で解決する旨を伝えられました。

実は、メァリィ社長は、悪だくみをしていたのです。  続きは、次回にて。

社長の悪だくみ・・・次回、公表しますが・・・よいこは、絶対真似しないでください。
by simarisu10 | 2016-02-22 12:46 | 平社員休憩室
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