最近・・・・大変だっ(後編)
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ぶちょう~~~(怒) また、平社員の麻婆豆腐を・・・

いくら部長が雑食性といえど・・・辛い麻婆豆腐やカレーに目が無い事を簡単にお許し
できませんですっ。

部長は普段、平社員の部屋を自由に使う事ができるので・・・ひょっとして・・と思い・・
大掃除をしてみたところ・・・・・・部長のまき散らしたお食事や排泄物が・・・・たまるところに
溜まっており・・・・結局、掃除に丸一日かかってしまったことは内緒です・・。

あっ、そうそう・・・

最近・・・大変だっ(前編)より続く






10年位前の話。
カナダの甘えび船に乗り組んだ商売仲間から、甘エビの放卵時期が1月半もずれている
報告を受けた木枯らし・・・。

その当初から、甘エビが天敵の人間から身を守るために、わざと放卵をずれさせているのだと
いう説はあった。

しかし、10年前と言えば 環境破壊が声高に叫ばれていた時期であるので、この原因は
環境破壊による一時的なものと考えられていた。

木枯らし、平社員は学生時代 海洋環境学を専攻していたので、甘エビの生息環境は
極めて安定した環境にあり、環境破壊の影響を受けるとすれば、順番として相当、後に
なると考えていた。しかし、200メートル以下の環境においても深層海流による
「中規模渦」と名付けられた半径百キロクラスの広範囲において環境の変化を
もたらす要因がある。

とくに大西洋において仮説としての観測例があり、その時はぼんやりと中規模渦現象が
起こった可能性もあるとだけ思っていた。

しかし、その後、北欧産のホッコクアカエビ(甘エビ)には一年ごとに生態の変化が現れた。

最初は放卵の時期のずれは一部海域であったが、そのうち広範囲に広がった。
しかし、抱卵(卵の育成時期)は時期的にあまり変わらないのに放卵の時期が
以前より早まってしまったのだ。

また、漁獲される甘エビの小型化現象が起こった。大きい甘エビがとれなくなり、そのかわり
小型の甘エビが海から涌いてきたのである。

これは甘エビの相場を大きく引き下げることになった有名な話しでもある。

その後、抱卵と放卵をする甘エビが同時期に発生するようなり・・・・。
(ロシア産の甘エビでは日常茶飯事であるが北欧産には、それまではなかった現象)

それは、最大の捕食者の人間に対し、種の生き残りを図る生存のための手段だあった。

このころから、環境破壊論から甘エビの種の存続論が優位になってきた・・。

そして・・・ここ近年では・・・甘エビが剥けないサイズが大量発生し・・・小エビばかりに
なってしまった・・・。

さらに甘エビは剥けるサイズに育ってから雌雄転換を行い、生殖をするのだが・・・

とうとう・・・剥けないサイズ・・(今までなら♂のサイズ)で雌雄転換を行い、生殖を
するようになった・・。

つまり・・・剥けるサイズになれば最大の捕食者の人間に捕まってしまうことになるからで
あろう・・。

こうして、甘エビは資源が豊富にあるにも関わらず、商業的に、その意味合いをなくしていった。


生物は本能を持つ。人間の本能などは、ごく小さなものにすぎないが、意思伝達を行えない
生物に関しては生死に関わる大切な機能である。

本能は遺伝子レベルでの情報の伝達である。しかし、遺伝子レベルの情報の伝達だけでは
なく、人間では感じ得ないような情報の伝達手段を意志疎通の方法を持たない生物が
持っているという仮説がある。

これは同種族間で持つ共有の情報のようなものであるらしい。それが基になり、遺伝子レベル
での情報伝達が行われ、甘エビは種の存続のために、捕食者の人間に対し、有効な手だてを
計ったとおもわれる・・・。


人間は、同じ種族の中で絶え間なく争いを起こしている・・・・・しかし、人類に対し共通する
天敵である捕食者が姿を現した時、人類の心は一つになり、同種族間で共有する情報を
持ち、甘エビのような天敵に対して対抗手段をもてるようになるのかもしれない・・・。
by simarisu10 | 2005-04-17 23:34 | 海老の倉庫
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