白酒(パイチュウ)の果てに・・・後編
白酒の果てに・・・・前編より続く

中国出張記 「白酒の果てに」後編をお届けしますッ。

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↑これは「渡りカニの塩漬け」です。中国では渡りカニは高級食材です。
この塩漬け・・・・いやぁ・・・美味しかったです。韓国で渡りカニのキムチと食べたときも
感動しましたが・・・こちらの方がフレッシュ感満点です。

さてさて・・・中国でパイチュウ(白酒)で一気をやらされていると喉元に熱い物が
こみ上げてきました。アルコールはさほどではないのですが・・・臭いにやられてしまうのです。

ここで吐いたら、日中の友好ムードが台無しです。急いでチンタオビールで押し込み
しばらくの間、パイチュウはお休みにすることにしました。

そうこう、するうちに昼飯も終わり、なんとか危機をくぐり抜けた木枯らしでありました。

上海に出発の飛行機が夜の11時なる関係で夕ご飯までホテルで待機です。
部屋に戻るやいなや・・・吐くかとおもいきや・・・・全然、平気になっています。
あとで分かった事ですがパイチュウはアルコールが抜けるのが早く悪酔いは
しないのです。

しかし、部屋でゲップをはくと・・・・なんとも凄い臭いが・・・・。ゲップは何度か続いたのですが
その時・・・・どうも、パイチュウの臭いを身体が受け付けてしまったようなのです・・・。

さてさて、そうこうするうちに・・晩飯になってしまいました。↓

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チンジャーロースみたいですが・・違うものだそうです。中国にいるあいだ・・・肉は
あまりでてきませんでした。

このあと長くなりそうなので モア機能を使い続きを・・・




夕飯になると・・・なぜか・・・いろんな中国人が続々と集まってきます。

木枯らしが商売のある会社はもとより、その仲間の会社の社長連のようです。
木枯らしの接待というより、私の会社の現地法人の社長が来ているので
仲間内の飲み会・・・・といったノリです。

私が着席すると、徐(ヤ)副社長(中国側の取り引き先会社)が嬉しそうに、私にパイチュウを
手渡します・・。

どうも・・昼間、パイチュウがいける日本人と理解されたようなので・・・夜は・・・大いに飲もうと
いうことのようです・・・・。

次々とこの周辺の水産会社の社長があつまり、広かった個室も人で埋まってきました。

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↑おなじみ伊勢海老の蒸し物です・・・。まっ・・・美味しくて当たり前って料理です。

いきなり宴会模様になったところで・・・・いきなり、木枯らしの前にワイングラスに入った
パイチュウが・・・。ヲイ・・・・いきなりかよ・・・・・。

早速、徐副社長が・・・パイチュウ一気を求めてきます。合言葉は「乾杯(カンペェ)」ではなく
「全部(ジャンブー)」です。

早速、一気飲みする木枯らしですが・・・。おや・・・臭いが気にならなくなってきました・・・。
臭いが気にならなくなったら美味しい酒です。また、前述したとうり・・・なぜか強い酒のわりに
アルコールが分解していく速度が早いので・・・。

こうなってしまうと・・木枯らし・・・お酒には強いのです!
パイチュウ合戦はそのうち、ジャンケンや声と指を使って符牒合わせをする
特殊なゲームで白熱してゆき、負けた人はドンドン一気飲みをしなければいけません。

当然、ジャンケンに弱い木枯らしは、パイチュウをドンドン一気するのですが・・・
なんとも・・ありません・・・・というか・・・・酔わなくなりました・・・。

周りを良く見ると中国人だからパイチュウに強いというわけでもなく・・・みんな結構、酔っぱらっ
ています。なぁ~んだ、結局、同じアジア人・・・。巨漢の白人クラスのように底がなく飲む
わけでもないようです・・・。
日本人と同じペースで酔っていたのです。ただ、パイチュウが癖のあるお酒なので
日本人は馴染めなく、酔って醜態をされけだし、中国人に潰されたと思い込んでいるだけの
ようです。

一気飲みは中国人からみれば親愛の情の表れでパイチュウは日本酒と同じで美味しい酒だか
らお客様に対してお出しするだけなのです・・・。

木枯らしが杯を空け続けると、周りがざわめいてきました。現地法人の社長が「みんな、木枯らし
さんが強いと言っているよ」と訳してくれました・・・。

宴会にはその後も続々と人が参加して誰が誰だかわからなくなってきたところで
木枯らしは何故か中国語も喋れないのに周りの人間と意思疎通をしており・・・・
いろんな中国人と一気飲みをしておりました・・・。

言葉は通じないのに人間が通じ合い・・・知らない人達とと抱き合っていた不思議。
私もこの人たちとは一生の友人になれるのではと感じた一瞬でもありました。

宴会が終わり、別れるころには複数の中国人と友達になったり兄弟の関係になっていたり・・
帰国後、ハンディ中国語の本を開けると知り合いになった人たちの連絡先が
いっぱい書かれておりました・・・・。

中国人が日本人を恨んでいるとか敵対心があるというのは・・・半分はウソです。

大半の中国人は日本に対し好意的ではないかと考えます。現地法人の社長曰く
「日本のマスコミが逆に異常なんだよね・・・小さなデモを中国人全体のように報道して
みたり、敵対感情もないのに、それをネタに番組を作っちゃったり・・・。」
戦争のことは政治の道具として使われているという意味合いが強い模様です・・。

たしかに・・・全く無い・・とまではいかないそうなのですが・・・私は中国に行き、
逆に日本人の中国人に対する偏見の方が問題があるのではないかと思うように
なりました。

中国人も日本人も・・・結構、考え方や習慣に共通するものがあり、むしろ・・世界の中では
日本人にもっとも身近な存在です・・・。

「汝、隣人を知れ・・・」

この言葉が深く心に響いた、今回の出張でありました・・。
by simarisu10 | 2005-04-03 19:13 | 平社員休憩室
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