天使の海老と葵の煌き ブルーシュリンプ その1
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部長代理・・・青という色は・・食欲をそそりません。

ただ、ガリガリ君などのように 涼感を押し出した、菓子類、飲料などには、有効です。

食欲をそそる色は、赤系・・・もし青系を用いるのなら。「色の対比」を用いないと有効性が薄れます。


今日は・・・私にとって・・・因縁深い ブルーシュリンプのお話です。

もう・・・この海老を最初の方から語れる人間が  いなくなりました・・・。


海老屋にとって・・・食欲をそそらない色をした ブルーシュリンプは、かなりの難物。


実際・・・これで 何人の海老屋が、業界から散っていったでしょうか・・。


また、私にとっても・・・因縁の深い海老なのです。


まず、業界でぐんぐん勢力を伸ばしているY社の新製品。

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葵の煌き(あおのきらめき)

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う~ん、まだ、試作段階なんでしょうね・・。欠点を指摘することができますが、なかなか上々の仕上がり。

さて・・・日本で一番有名なブルーシュリンプのブランドは、 「天使の海老」です。

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同じブルーシュリンプでも 養殖の仕方でここまで違います。

ところが・・・「天使の海老」・・・大ヒット商品なのです。

そして・・・天使の海老を日本で広めたのは・・・「私」ともいわれていますが、1/5くらいは、本当です。

今回は、Y社が「国内シェアNO1の「天使の海老」に対して、「葵の煌き」をぶつける格好になっています。
私は・・・どうでもいいことなので・・・どうでもいいです。

ブルーシュリンプは・・・あまり、係わり合いになりたくないからです。


さて・・どこから、話したらいいものか・・・。

ブルーシュリンプの話は、私の若い頃の話にさかのぼります。

う~ん、いまや、この話が出来る日本で数少ない存在になっているようなので・・・
語ってみましょうか・・。


若い頃の、私は、怖いもの知らずだったので、コンペジター(競合先)にもかまわず、売り込みに行きました。

当時(20年前以上)は、海老屋は、それなりに儲かっていました。大手に属している私が、競合先に
売り込みに行ったときは、警戒されたもの、そのうち・・・なぜか、その会社の休憩室で昼寝してたり、なぜか
支社長手作りの料理を食べたり・・・飲みに呼び出されるようになっていまいした。

だから・・・競合先(ほとんど敵会社)の情報をいろいろ知っていたわけです。といっても、自社にその情報を
漏らしたこともありませんが・・。なんといっても競合先の支社長から、「こら!今すぐ来い!うまいぜんざい
が、できたんや・・・」などと呼び出されて・・・会社には、得意先でトラブル発生と報告して・・・先では、
ぜんざいを3杯も食べて・・・「もう・・・食えん・・・甘すぎる~」と休憩室の畳でヒクヒクしていました。

競合先が、日本で初めて、ブルーシュリンプなるものを輸入してくることも・・知っていました。
自信、満々でした。
いつも競合先の休憩室の畳で昼寝しているような私ですから・・・
「売れ行き、どない?」(大阪弁で「どうですか?」の意味)と聞いたら・・・
「さっぱりや・・・・こりゃ、あかんで・・・あんな青い海老・・・」

若き頃の私は、あまり興味がなかったので・・・まったく、なにも思わなかったのです。

ある日、競合先のその会社の仲のいい商売仲間が・・・私に打ち明けました・・。

「うちの会社・・・・多分・・・もう・・あかん・・・・・。」

ブルーシュリンプの大失敗を始めとして、打ち出す、新事業が、次々と「裏目」に転じました。

その会社の大阪支社が、なくなったのは・・・それから、しばらくしてからでした・・。


その後、ブルーシュリンプを引き継いだ会社は・・・これも「失敗」。


ここで・・・一言、弁護しますが・・・ブルーシュリンプは、「美味しい海老」なんです。

しかし、ブルー(青)という色と 日本人が抱く 美味しさの「色」の意識とコスト面が、まるで時流に
あわないものでした・・・。


その美味しさから、逆に「プロ」が騙される海老だったのです。


マイナーな海老や知られざる海老・・・入手しにくい海老の商売が・・・なぜか若い頃から「副業」に
なってしまった木枯らし平社員・・・。

まさか・・・その後・・・この海老に付きまとわれる運命とは、まだ、その当時、知る由もなかったのです・・。

                                                   (続く)
by simarisu10 | 2013-07-15 20:33 | 平社員営業フロア
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