クーンストライプシュリンプ 第2夜
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  新任のジョン部長代理、 ナイン社に そこそこ慣れてきたようです・・・。
  
  なにしろ・・・2年もカゴの中の鳥してましたからね・・・・ナイン社は、カゴに入らなくてもいいのですから
  とまどうでしょうね・・・。

  さてて・・・クーンシュリンプのお話でしたね。 第2夜なのです。

  
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  また、昨夜と同じ画像を・・・なにせ 改造PCで8~9年ほど前のマシンを改造して 現在の市販品と
  同じ能力が出せるようにしているので・・・無理がたたってハードディスクが数枚、やられて
  数万枚あった海老関係の画像がふっとんんでしまったのです。買い換えればいいのですが・・
  3世代前のマシンで今のマシンと同等の勝負ができるのが・・・快感で・・・。


  (前回からの続き)

  クーンストライプシュリンプで かなり良い凍結の品物を手にいれた 木枯らし平社員。
  「これだ・・・」とうち震えました・・・。

  あったんだ・・・良品のクーンストライプシュリンプが・・・・

  それから・・・しばらく経ったときです。 カナダの水産会社の Mr.レイが来日したのは・・・

  Mr.レイの会社から仕入れた コンテナの海老が、酷く悪かったのです。
  私もカナダに行って現地会社と交渉をしていたのですが、ある事情があってMr.レイと私を
  会わせてくれようとしなかったのです。

  そもそも、Mr.レイは、私にカナダのボタンエビ(スポットシュリンプ)を売ることに大反対だったようです。
  (もっとも・・それは、ある事情があったのですが・・・)

  しかし、クレームをつけた私に対し、対処することになったは、結局、Mr.レイ。
  私は、毎夜遅くまで詳細なデーターを取りつづけ、すでに原因をつきとめていたのですが・・。

  空港まで迎えにいったにも関わらず、Mr.レイは、私に Nice to you meet you さえ言わない始末。
  
  かなり・・・怒り狂っている様子です・・。 まっ、白人だし・・・仕方ないのです・・・。
  アジア人の基準では世界で 意思疎通ができないので 基本的にむやみに怒ったり喜んだりしたり
  しては、駄目なのです。(怒るツボと喜ぶツボがずれるのです)

  カナダボタン(スポットシュリンプ)を保管してある、冷蔵倉庫で現物をみてもむっつり、だんまり・・・。
  そこから、適当に品物を抜き出し、検品の場所に連れて行っても・・・私とは、目をあわせません。

  しかし、それでは、話にならないので 通訳ができる上役と私のブロークンイングリッシュで説明しても
  なんの反応もありません。
 
  誰が見ても・・・・「悪い」はずなのですが・・・・認めようとしてくれないのです。

  検品場では、お互い、それぞれの検品をし、私のデーターを渡して、昼食でもしたと思います。

  昼食後・・・英語の出来る 上役と部屋にこもってしまった Mr.レイ・・・。

  私もいい加減、呆れてしまって 部屋の外で雑誌でも読んで時間を潰していたように思うのですが
  一向にでてこないのです・・・部屋から・・・。

  何時間たったでしょう。 ようやく Mr.レイが 私の上役とでてきました・・・・。

  上役の通訳で・・・・Mr.レイは、初めて、私の目を見据えて言葉を発しました・・。

  意外な言葉でした。

  「木枯らし、悪かった。君に迷惑をかけた。私の態度を許して欲しい。私が、こんなに怒ったのは
  お前の指摘した原因の船は・・・私の親友の船長の船だったからだ。私は、彼に日本向けの製品が
  作れるように何度も何度も一緒に乗船して指導した。最初は、まるで駄目だったが、素晴らしい製品が
  作れる船になった。その初回ロットが・・・今回のコンテナにある。だから・・・私は、信じた親友を
  悪いといったお前に怒っていたのだ。

  しかし、今回は、君に謝罪し、私は、親友に対して怒らねばならない。正直、彼が、ある工程で
  手を抜いたことが明白だ。そんな奴じゃないんだが・・。

  で・・・悪いが、このコンテナの海老は、お前が売ってくれ。カナダに持ち帰る気はない。
  また、値引きなどもわずかしか出来ない。だが、やってくれ。」

  へっ? と目を白黒させる、若き日の私です。いろんな感情がごっちゃになって「YES」とつぶやいて
  いたような気がします。

  通訳をしてくれていた上役は、相当な役職でした。

  「よし!木枯らし!なかなおりで一杯 やるか~」との事。

  いえ・・・私は・・・明日、大阪に帰らねばいけないので時間がありません・・・と言います。
  (場所は、東京でした)
  
  上役は・・・

  「ええい、いくぞ!お前の上司達には、俺から明日の朝、電話してやる。 とにかく、一杯、やるぞ!」
  
  なるほど・・・私も その相応の役職者の命令には・・・・当然、逆らう気もなく喜んで従いました。
  まっ、上司たちは、とんでもなく渋い顔をするに違いないのですが・・。
  また・・・あいつだけ特別扱いか・・・って(笑)


  ということで・・・・Mr.レイと上役と私と当時の私の相棒と4人で飲みに行くことになったのです・・。

  そして・・・いよいよ・・・クーンシュリンプの話へと・・・・一生の思い出になる、とても良い夜でした。

  
  ちょっと酔っ払って 長々と書きすぎました。この続きは、次回に持ち越すのですっ。

  

  

  
by simarisu10 | 2013-06-18 18:57 | 平社員営業フロア
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