クーンストライプシュリンプ  第一夜
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  ピコ係鳥・・・・最近、すっかりナイン社に馴染んでいらっしゃいました。

  平社員と50cmまでの接近は、出来るように・・・・

  望むべくは、初代部長のように 一緒にお風呂に入れるようにまでなってくれると嬉しいのですが・・。


  さて・・・っと・・・ちょいと 海老の話でもするのですっ!

  
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   コメント欄にカナダ在住の櫛田様から この海老についてのコメントが届いておりますので
   一説、ぶってみるのですっ!

   クーンストライプシュリンプです。

   この海老に関して知識を持っている人間は、日本でも・・・そう いないのです。語れるほどの
   知識を持つというと・・・・私を含めて5人いるかな?どうだろうか・・という海老です。

   自慢でもなんでもなく・・・この海老は、かなり、意味深な海老なのです。
  
   そして・・・この海老にまつわる話といったら・・・空を仰いで昔を思い出すのです。
  
   ひさしぶりに 語りますのですっ!

   海老屋の皆様、資料にお使いください。(本当は、酒をおごってくれなきゃ話さないです)

   この話は、最初で最後の出会いにも関わらず、本当は、飲んではいけない酒を
   私となら飲んでみたいと 禁断の酒を共に一夜をすごしてくれた 故 Mr.レイに捧げます。
   Mr.レイは、日本にカナダボタンエビを広めた功労者の一人でもあります。

   私も彼も 今で言う 海老の「オタク」だったかもしれません。

   
   カナダで漁獲されるこの海老は、通称「クーンストライプシュリンプ」、アライグマの縞の海老
   ということになります。
   学名 Pandalus hypsinotus ややこしいですが・・・この話の後半は、この学名が
   とても重要になってきます。

   あれは・・・もう、20年も前の話になるのでしょうか?

   「キング海老」あるから、売らないか?との話が舞い込んできました。産地を聞くとカナダとのこと。
   業界でキング海老と言うと オーストラリアを筆頭に イリアンあたりでも取れた記憶もあるし
   台湾から来た記憶もあるのですが・・・・。

   
   「えっ?キング海老?」 なんでカナダにそんなものいるんです?
   
   「いや、だから、あのキングじゃなくて、現地の連中が キング海老と呼んでいる。
   お前だったら、売れるだろう・・・。」

   当時の組織の上役のお言葉・・。まっ・・・変わった海老を扱わせたら・・・社内、随一ですが・・。
   
   で・・サンプルを取り寄せると??????

   なんだ、これは?と驚愕する海老。タラバエビの一種なのですが、業界で言うロシアボタン、
   和名「トヤマエビ」と非常に似ているのですが・・・「違う」と直感しました。

   食べてみると・・・???????? 「美味い」 の一言。むしろ・・・いったい、なんだ?
   という疑問が先行しました。

   詳細を聞いてみると カナダボタン(スポットシュリンプ)と混獲されるんだが・・・量が少なく
   商売にならない。しかも、種類もはっきりわからないので邪魔なので、木枯らし平社員なら
   売れるだろうとのこと。

   そりゃ・・・・売りますけどね・・・・私、世界中の 特に 変な海老 を売るのが 副業ですから・・。

   しかし、その素晴らしい美味しさに 内心、しめしめと思ったわけです。

   ただ、処理が悪く、見た目がひどい・・・・。 おかしい・・・なんで、こんな酷い凍結になって
   やってくるのだろう・・・。

   とりあえず、このキング海老なるものが、入ってきたら、全量 買いますのでと組織の上役に
   お知らせして・・・コンテナが、入ってくるたびに 数ケース~20ケース(240kg)の 悪く
   なった海老を買い取っていました。

   私には・・・実を言うと 勝算が、あったのです。

   当時、大阪にいましたので その時、所属していた組織の市場に店をだしている部署の
   みなさんに試食してもらい、売ってもらったのです。
   私は、店の手伝いに しばしば言っていたので、「お前が言うなら」と売っていただいたのです。

   目論見は、当たりました。市場に来る寿司屋のおやっさん達なら、「この味がわかるはず」と
   踏んでいたのです。
 
   市場を数年、手伝っていたので お客にも 「あの、木枯らしが、へんな海老、持ってきよった。
   でも、確かに美味いわ」などといって、売り込んで頂いたようです。

   キングシュリンプは、順調に売れ出しました。

   ど~も、この海老は、カナダボタン(スポットシュリンプ)を漁獲していると たまに混ざってくる
   らしく、カナダスポットシュリンプをインポートしてくる会社から・・・・私が、国内で販売していると 
   風の噂で聞きつけて よく、販売を頼まれました。

   そして・・・その時、これは、キング海老でなく、 クーンストライプシュリンプと呼ばれるものだと
   言うことがわかったのです。

   どのインポーターが持ってくる製品も おしなべて凍結が悪く、困っていたのです。
   だから、買い付けの時は、それを理由にとんでもない安値でビット(値切り)しましたが、
   大抵、通りました。数百円で買った海老を1000円くらいで売っていたこともありました。
   しかし、あるとき・・・とんでもなく良い製品が舞い込んできました・・・。

   私は、感動のあまり・・・・「やった!」と心で快哉をあげていました。

   

   あれ・・・・昔話を書きすぎました・・・。最後まで話すと長いのですが・・・・Mr.レイを
   思い出しちゃったので・・・ちょっと全開で書いてみるのですっ。
  
   続きは、次回に

  
   
by simarisu10 | 2013-06-17 20:48 | 平社員営業フロア
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