甘えびなのですっ 第5回
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 ピコ係鳥・・・わかっておりますが・・・平社員・・・一応は、甘えびだのボタン海老だのアルゼンチン赤海老
 で生計をたてている身なのです。

 いわゆる 海老業界で「赤海老屋」と蔑称される集団の中の一人だったのですが・・・

 最近は、「赤海老屋」集団への注目度が増しているのです。

 日本に海老が 入ってこない・・・ この緊急事態の中で 赤海老屋が見直され始めているのです。


 今回の事態は、海老業界にかつてない衝撃を与えているのです・・・。詳しいことは、さておき・・

 赤海老屋の木枯らし平社員の「案」は、2つ。そのひとつは、国内の甘えびを凍結し、海外の甘えびに
 匹敵するクォリティにすることなのです・・。

 はい・・冷凍あまえびに関しては、日本は、発展途上国なのです。

 さて、前回、ブルドック物産(仮称)の社長に依頼して 福井県の甘えびを検品することにしたのです。

 私の解析では、目に下長 11.2cm以上が理想なのです。

 余談ですが、日本の甘えびの (生)を目の下長とグラム数の相関を調べた場合、卵を持っていない
 時期では、 重量=0.34x(エックス)+7.5 の式でおおよそが表されます。 変数x は、目の下長に
 なります。

 この式は、産地や時期により変動します。 ここで 小難しい話を省いて とても簡単に説明しますと

 ロシア産は、小さいときはやや細いのですが、成長するとデブになります。さらに大きくなると
 やせデブのばらつきが大きくなります。
 
 対して 北陸産のあまえびは、小さい頃は、ロシアに比べ太っているのですが・・ある段階から
 急に身長が伸びて スマートに大きくなり、やせでぶのばらつきが小さくなります。
 
 商業ベースで話しますと・・・。北陸産のあまえびは、ある程度の大きさなら見栄えがする割りには
 コストが安くなります。

 データーが少ないので、これは、仮説です。


 
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 さて・・・福井産のあまえびの検品をはじめましょうか・・・。

 例によって 一匹、一匹計測します・・。根気のいる作業です。加工場を貸してくれたブルドック物産の
 社長が、手伝いを申し出てくれますが・・・・断ります。

 検品者が 変わると・・・データーが、狂うのです。一連のデーターは、同一検品者が行わないと
 正確なデーターがとれません・・・。

 さてと・・・取れたデーターが・・・


 
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 終わったときは、私は、疲れるより 興奮の るつぼにいました・・。

 さらに重量との相関、他、各種のデーターをとったところ・・・・やがて・・・その恐ろしさに気づきました。

 私は、ブルドック物産の社長にいいました。

 「社長・・・福井の甘えびは、とんでもなくいい!商業ベースに乗る計算だよ。いける。さらにいうなら
 仮説の段階だけど・・・福井の甘えびは、本来の種の亜種か別種の可能性さえあるよ」

 社長は・・・あまり、よくわからない顔をしておりましたが・・・・。検品が終わる頃には・・
 すっかり、お腹が減っていたので・・・・

 うどんとそばを食べに行きました。

 くれぐれもいいますが・・・うどんとそばをひとつづつ 食べに行くのです。
 
 福井は、麺好きには、なかなか好都合なところです・・。でも 観光客相手の店でなく、昔からある
 地味~な店にいかないと おいしくないです・・。

 ということで・・・・話は・・・さらに続きます。
by simarisu10 | 2013-05-29 17:12 | 平社員営業フロア
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