冷凍の赤海老
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これ、瀬戸内や四国周辺、はたまた、いろんなところでとれる、和名「アカエビ」です。

当ブログの名前の由来になった甘エビ(ホッコクアカエビ)の地方名:アカエビ とは
別なものです。(念のため)

この海老、かつては大量に漁獲され、ムキミ加工にして海外に輸出されていました。

日本人は海老好きと呼ばれるのですが、意外に日本で商用ベースにのる海老の種類は
少なく、漁獲も少ないのです。

日本で漁獲される「魚類」は非常に種類も多く数量もとれるのですが、海老となると
ことさっぱり・・・・。

しかし、日本人が海外の海老の味を覚えたのは歴史的にもそう古くなく、第二次世界大戦
の前後がそのはしりなのです。

ということは・・・かつて日本で大量に漁獲されていたのは・・・この和名「アカエビ」・・・。

この美味しさが認知され、海老は日本人の好物となったかもしれません・・・。

ちなみに甘エビである赤海老も戦後は生食ではなく、もっぱら安物のてんぷら海老として
利用され、海老としては相当ランクの低い海老であったそうです。

昔はコールドチェーン(冷蔵、冷凍保存、および輸送システム)なども確立していなかった
ため、海老の生食などというのは生産地でしか実現しない料理であったそうです。
そそ、実際にどうであったかは知りませんが、昔は中国の海老も氷を利用した樽詰めで
日本に船で運ばれてきたと聞いた事があります。

樽を開けると臭いがひどく、まっ黄色の海老のアクがでていたそうです。
今の日本でこんなことをすれば食品衛生上、大問題ですが・・・。
昔はそれでよかったのでしょう・・・。

さて、だいぶ話がそれましたが・・このアカエビ・・・とても美味しいのです。
残念ながら人件費の高い日本でまともに作っても割りがあわないのと良い製品が
作れないので、あまり作られていません。

冷凍のアカエビより、これを干した「干し海老」のほうが有名です。もちろん、鮮魚として
フレッシュでも流通しております。

この、とても美味しいアカエビなのですが・・・・。業界の知人の話によると・・・・。

「いや・・・・木枯らしさん・・・私、たまに貴方から冷凍のボタン海老だの赤海老だの、貰うでしょ
?  実をいうとアカエビだのシラサエビだの・・生の美味い海老をとっている漁師さんの
ところに行くんですよ。」
「でね、その漁師さんがいうんですよ・・・・お前の持ってくる、甘エビだとかボタン海老が
一番~うまい海老だって・・・・不思議でしょ? たまにしか食べないからだと思うんだけど」

だそうです。私たちからすると瀬戸内のアカエビやシラサエビなどの方がはるかに美味しいの
ですが・・・・。

ちなみに国産で流通している海老の中で高級海老として名高い「車海老」は見かけは
美しいのですが・・・味的には、木枯らしはさほど評価しておりません。

魚と一緒で海老も見かけの悪いやつの方が美味いのです。まっ、いちがいには言えませんが
by simarisu10 | 2005-02-21 19:52 | 海老の倉庫
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