海老せんの話・・・その③
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部長・・・この「電車男」って本・・・面白いですよ・・。これ・・掲示板とかチャットをしてた
人間なら臨場感つかめますね~。電脳系オタクなら楽しめること請け合いですっ。

さて・・・連載3日め 海老せんコーナーですっ。

海老せんのお話②より続く

せんべいに何故海老を練り混まなくてはいけないのか・・・・毎日、海老せんを食べ続けた
木枯らしは・・・・意外にその理由を早く知る・・・・。(前回よりの流れ・・)

澱粉系の海老せんを咀嚼していると、いつしか絶妙な甘味が出てくることに気づく。

この甘味には2つあることにも気付く・・・・。

一つは澱粉が唾液で分解され、糖に変化する過程で出てくる甘味である。
これはお米を噛んでいると出てくる甘味でもあるので、日本人が生来好む甘味である。

さて、もう一つが・・・海老の甘味なのである。これは決して、海老、そのもの味ではなく、
とてもかすかで上品な甘味なのである。これはグリシン、アラニンの絶妙なバランスのとれた
甘味でもある。

しかし、ながら・・・海老せんを一口食べただけでは・・・全くなにも感じない・・・。
そう・・・海老せんの甘味はタレの甘味を優先して感じるだけで生地に入った甘味は
舌を素通りしていくのである・・・・。

しかしながら、生地に練り込まれた澱粉の分解した糖の甘味と練り込まれた海老の甘味成分
(グリシン、アラニンン)の味はとても重要な働きがあったのである。

甘味に対しては人間の脳は強く反応する。甘味を含む食物は、人間が生きてゆくために
最低限必要な要素であるからである。これは主に炭水化物系の摂取が必要であるために
起きる。男がお酒を好き、女性がケーキが好き、饅頭が好き・・なのもこのせいである。

人間の脳は甘味に敏感だ。だからこそ、脳は様々な甘味を覚えている。また、生きていく環境
で人間の舌の味蕾が甘味に関して変化している事も有名な話・・・。

さて、話題を本線に戻そう・・。

すなわち、えびせんには、かすかでも 糖の甘味とグリシン、アラニンの自然な甘味が
含まれているのである。かすかでも、人間の脳は確実にそれに反応する。
微弱な刺激でも継続することにより、その刺激は蓄積されるかのように大きな刺激へと
変化していくことはご存じであろうか?脇をくすぐられていても、最初は耐えられるのだが
継続されると、とてもじゃなく耐えられなくなり過敏になってしまう・・・それである。

今回の海老せんの甘味も・・多分、その効果であると思う。海老を食べる場合は、表面積分
の甘味が人間の味蕾を通るのだが、海老せんの場合、生地にされ引き延ばされ・・・いわば
3次元の物体の甘さが2次元に引き延ばされている。これにより、通常、食される何倍もの
甘味に増幅しているのである。(味覚上は・・・)

さらに微妙な甘味が継続(食べ続ける・・・)という効果により、人間の意識下ではそれを
味蕾で感じる何倍かの強さで感じているのではないかと考えた。

すなわち、食べている当の本人は甘味を感じなくとも、意識下で脳がそれを強く感じて
海老せんを生きる上での重要物質と感じているという説である。

もちろん、人間自身の感覚では甘味を強く感じないので、それに対する飽きがないので
継続して食べることに苦痛がともなわない・・。

しかも甘味の成分は、穀類の甘味(澱粉が分解された糖)とフリシン、アラニン(日本人が
好む海老の甘味)の2種が混合している。

ついでに海老せんには・・・鰹やイリコのダシ・・・その他アミノ酸系うま味成分が含まれた
ダシが塗られている。

これらのダシは澱粉質の生地に吸い込まれて、まろやかな味を人間の舌の上で表現する。

そう・・・海老せんというたべものをは・・・・まるで、人間の脳にとっては麻薬のような存在
なのである。言い方を変えれば芸術品とも言えるであろうか・・・・。

なるほど、なるほど・・・・意外に早く「やめられない、止まらない」の海老せんの秘密を
知ってしまった木枯らしは・・・・いよいよ海老せんの理想的な原料の着手にかかることに
なる・・・・・。(続く・・・)
by simarisu10 | 2005-01-19 21:16 | 海老の倉庫
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