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海老の酒蒸しバター入り
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今日は「赤海老の酒蒸し」を作ってみました。

いつか白いバラ氏より、アミノ酸系調味料での味付けは「海老」と「貝」は名前を
変えているだけで中身は同じものらしいです・・・と聞きました。

多分イノシン酸なのだろうか・・・。そんなことを思って・・幾年かの歳月がすぎました。

ただ、頭の中に残っていて忘れられないため、いつか「海老の酒蒸し」を作ってやろうと
心に決めていたのです。

すなわち、海老と貝の味の中のうま味成分が濃い薄いの違いであるなら、うま味を凝縮
した「アサリの酒蒸し」などの料理では味が同じものになるのではないかと思ったのです。

それにボイルした当社の「おぼろ海老」を食べているうちに「貝のうま味と似ているな」とも
実感していたのです。

アサリの酒蒸しに入っている貝の身は貝殻を除くと少ししかありません。海老の場合
大量にいれれば同じ味になりそうだなと・・・・ということでアルゼンチン海老6匹で
さっそく作ってみました。生でも食べられるアルゼンチン赤海老は、軽い加熱調理に
向く海老です。赤海老(甘エビ)より身質がしっかりしており、今回の目的に向いている
素材です。

学生時代、居酒屋のアルバイトで習い覚えた「アサリの酒蒸し」は木枯らしでも作れる
簡単な料理です。三つ葉を買うのが面倒なので白ネギで代用ですっ。今回は
木枯らしの趣味でバターも入れます。

頭と胴体を離し、殻つきのまま炒めることにしました。酒は日本酒より、コクが出る
焼酎を使いました。いったん出来上がった後、少し冷まして、海老を取り上げ殻を
むき、小口切りにします。
その後、温めたスープをかけて、白ネギをのせて出来上がりです。

味は・・・なるほど・・貝と似ていますが・・・海老の香りも相当します。
でも、普段食べる貝の味に比べて特筆すべき点はないですね・・・・。

うーん、素材が高いだけ、やるだけ無駄な料理か・・・・・。
 
私が作ると見た目も悪いしな・・・。

余談:アルゼンチン赤海老は冷凍ヤケが始まると、身と殻の間にある薄皮部分に
かすかな臭気が出ます。(木枯らしは薄皮部分であると推定しています。)
これはしっかり水洗いをすると取れるのですが、逆にマスキングして隠すことも
できます。
マスキングの方法は実に様々な方法がありますが、生で食べるなら食用油でマスキング
する、ドレッシングを使う方法。
加熱するなら、今回使ったようにバターでマスキングする方法があります。
他にも薬品や自然香料、食品添加物でマスキングする方法もあります。
by simarisu10 | 2004-10-27 23:38 | 海老の倉庫
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