病院にて 2
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 ぶんちょうナイン社のメァリィ社長、手術が無事終わりました。
 
 おかげでいろんな体験ができてしまった平社員です。

 書くと・・メァリィ社長に見つかったとき・・・激怒されそうなので・・・やめときます(笑)

 でも・・・・人間・・・やはり、平和に暮らさないといけない・・と痛感しました。

 人間、いや・・生物は、とても高性能な部品で出来ているのです。
 まったく・・・いやはや・・。

 こんな高性能なもので構築されながら・・・争いやら低レベルなことをしてては・・・その身体が
 もったいないのです。

 手術が終わったあと、ビデオで撮影された映像を お医者さんと延々と見る平社員。

 かなり・・えぐい映像が続きます。それが社長の映像なのだから・・・なおさら・・。

 最初、逃げ出したくなった平社員ですが・・・メァリィ社長の為にも見なくては・・と思い、意を決して
 見ていたのですが・・・。

 5分もすると慣れてしまい・・・お医者さんと

 「いや~、先生、この部分、やっかいなことになっていますね~。これは、難儀だったでしょう。」

 「まぁ・・単純じゃなかったね~。普通は、こんなことになっていないんですが・・」

 「あっ・・・ここ、こんなことして大丈夫なんですか?」
 
 「ここは、大丈夫。ここで動脈を傷つけるとやばいんだが・・・ほら、ここの静脈。これ、残しておくと
 あとあと、やっかいだから、切りました。でも・・・この奥に もう一本あったんですよね・・・。」

 「ああ、これは、予想外でしたね~。MRIでは、見えなかった部分ですね。ここ、癒着してたんですか?」

 などと・・・知的欲求の方が勝って、二人で世間話でもするかのように話しこんでしまいました・・。

 「あっ・・・この映像、本人にもみせるのですか?」

 「まぁ・・・希望によりけりですが・・・。」

 「見せないでください。」
 
 「どうして?」

 「本人、これ見たら気絶します」

 「なるほど」

   (笑) (笑)

 水産学部にいた平社員・・・学生の頃・・当然、魚を解剖した経験もあるので・・結構、耐えれるんです。
 この手の映像。自分のメスでもって、魚の臓器のひとつひとつを切り離し、顕微鏡でみながら臓器の
 スケッチは、必須科目でしたし・・。結局、海洋物理の方面にすすんだものの・・・友達の研究室に
 遊びに行くと・・白衣を血だらけにして魚を積み上げて解剖している友人をみながら、お菓子を食べて
 おりましたし・・・。

 手術が終えた、社長の顔は・・ただでさえ色白な顔が、さらに蒼白となり、皮膚の下にびっしり
 はりついている血管が透けて見え、それは、この世のものと思えなくらい 怖くもあり美しいもので
 ありました。

 そこには、生が・・たしかに息づいていました。 命は、大切にしないと・・
 これだけの身体・・・安易に失うなんて・・・駄目です。
 生きることになんの目的があるのか・・人の作る社会とは、いったいどういう意味があるのか・・
 私は、よく、そのことに想いを巡らせます。

 でも・・・その一部がわかったような気がします。人間の身体は、身体にしか過ぎません。
 しかし、とんでもない高性能な代物です。これを操縦し・・いかに生きるか・・・。
 それは、本人の自由なのですが・・少なくとももったいない使い方をするなら操縦する資格さえないのかも
 しれません。

 どうもお金を手に入れたり、えらそうな事をしたいため・・・そんな事だけのために身体を操縦するなら
 歌や踊りやスポーツやお笑いや・・・そんなことで身体を通じ、自分を表現するほうが、より身体を
 うまく操縦していると言えるかもしれない・・・。

 いつも・・・いつも・・・夢想に走る平社員です。

 今回の事で・・・いろんなことを感じ取り、またひとつたくましくなったような・・・気がします。

 病室のベッドに横たわる メァリィ社長を見つめます。その平和な空間、静かに いとおしさが
 ゆっくりとたちあがります。

 じ~っと、無言でいる空間。

 「なによ・・・・気味悪い」
 
 「いや・・・その寝顔をじっと観察しているだけ・・」

 「やめて」

 「はい・・・」

 退院したら・・・ベッドで横たわっていた 蒼白い素顔の時が今までで 一番キレイだったと
 冷やかしてやろう・・・・。



 今回、いろいろお気遣いしていただいた

 モランさん、Uさん、naomi*さん、らんさん

 あらためて ありがとうございました。  感謝いたします・・・ですっ。

 

 
 
by simarisu10 | 2010-10-21 18:52 | 平社員休憩室
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